年末のこの時期、仕事上でもプライベートでも重要となってくるのが、次年の目標設定。そのためには「これまでの目標の達成率」の振り返りも欠かせません。今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では食品衛生コンサルタントの河岸宏和さんが、「過去3年間の数字を書き出して反省材料にすべし」とし、その納得の理由を記しています。
常に3年後を考えること
年度末になると来年度の目標を考えると思います。来年度の目標を考えるためには、今年度、昨年度、一昨年の反省が必要です。
反省をするときには、過去3年間を数字で表現することが大切です。個人的なことなら、体重でも、年収でも、風邪を引いて休んだ日数でも、手帳から拾える数字を3年分書いてみます。思いつきで書くよりも、出来れば手帳から数字が拾えるように普段から考えておくといいと思います。
3年前の数字を1ヶ月毎、年間でまとめて見ます。平均値にするか、数字を12個足してみるか、様々な方法がありますが、数字の持つ意味を良く考えて数字を纏めてみます。
数字を纏めたら、その年を一つの言葉で考えてみます。毎年、清水寺の方が一文字でその年を表現しますが、同じようにその年をなんと表すか考えて見ます。3年分の数字と、言葉が並びます。そこで深く考えて見るのです。どうして、その数字になったのか深く考えて見るのです。
言葉だけの反省ではなく、数字は明らかですから、言い訳は出来なくなると思います。貯金を○○万円貯める、体重を何キロにする、あの大学に入学するという目標は全て数字で現れてくると思います。最近はツイッターのフォロー者の数、フェイスブックの友達の数なども数字で明確になると思います。
ゲームの『Pokemon GO』で言えば、レベル、ポケモンを捕まえた数、達成したメダルの数、親友の数等、楽しみ方によって、様々な数字が用意されています。特に、レベルが上がるルールが明確になっている、あるタスクをクリアしたときに、メダルがもらえるなど、モチベーションを保つ工夫がされています。
あなた、工場長は、常に目標を従業員に持たせていますか。
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