暑さのせい?ナショジオ賞写真家がインドで見た「猫型ロボット」

 

闘え!! チキンマン 

インドのオリジナルキャラとして僕が密かに注目してきたのが「チキンマン」だ。「チキンを食べてマッチョになろう!」が合言葉の鶏肉キャラクターで、マッチョなボディーと鶏化した頭が融合したキメラ的造形が特徴だ。

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僕が初めてチキンマンに出会ったのは2007年。それ以来、様々なパターンのチキンマンを撮ってきたが、悲しいことに年々その数は減っていて、今では絶滅危惧種だ。手描きの濃いタッチのイラストも、その迫力が減りつつあるのが悲しい現状だ。頑張れ、チキンマン!闘え、チキンマン!
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これが2007年、最初に出会ったチキンマンだ。独特のタッチの絵は映画看板を彷彿とさせるし、青いパンツからは鶏のマスクを被ったプロレスラーの存在を感じさせる。
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マッチョ化が進みすぎて、もはや人間とは思えない体つきになったチキンマン。最初から人間じゃなくて半人半鶏だから、これでもいいのか。 

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頭だけじゃなく足まで鶏になっているパターンもある。

mitsui_0121_11 チキンマンならぬチキンウーマンが現れた。このトサカからするとオスの鶏の頭部と、女性の体が合体。しかも鶏料理を調理中というシュールさだ。
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今回は家族3羽を連れてきました。妻と娘二人です。どうぞよろしく。

mitsui_0121_13謎の半鶏人「チキンマン」の出生の秘密がついに明らかに。彼は卵から生まれてくるのだ。しかも赤ん坊(ヒナ?)の頃からすでにマッチョ。こんな怪人が「キン肉マン」に登場していたような気がしないでもないが。
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というわけで、もはや絶滅危惧種となったチキンマンの看板を見かけた方はぜひご一報ください。

これまでの経験から、チキンマンは南インド(タミルナドゥ州、アンドラプラデシュ州)に集中しているようです。鶏肉屋の前を通りかかったら、ぜひチェックしてみてください。

image by: MASASHI MITSUI

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【著者】 三井昌志 【発行周期】 ほぼ 週刊

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