ちなみに、抗体検査はニューヨークではけっこういろんな人が受け始めているので、万が一、たくさんの人が行列で待っているようなら検査は取りやめにしようと考えていた。PCR検査も受けられる場所なので感染者もくる。近くにいて感染しないとも限らないからだ。でも予想に反してCityMDには受付の人以外は誰もいなかった。そしてオープンしたてということでとっても綺麗なクリニックだった。
受付で抗体検査を希望すると伝えると、まずはCityMD自体が初受診ということで会員登録をするように言われ案内される。セルフチェックインできる専用の機械からID(身分証明書)をスキャンして、個人情報など入力して、免責事項を確認して署名し、検査結果を知れる専用サイト設定のためにEメールアドレスなども登録して完了となる。あと、会員登録とは別に紙の同意書にもサインする。その後、個別に名前を呼ばれて検査を受けるという流れ。とっても簡単。
でもいかにもアメリカあるあるなのは、前日にオープンしたばかりなのに2台あったセルフチェックイン機械のうち1台は故障中だっことかな。こういうのよくある。
ちなみに、夫が先に会員登録してる間、暇だったので受付の人といろいろ話していたのだけど、CityMDはだいたいどこも午後から混みはじめるので、ご興味ある方は午前の早い時間帯がおすすめだそうだ。
会員登録が終わってほどなくして呼ばれ個室に入る。個室ではまず看護師さんによる問診。当然、まず最初に新型コロナのような症状があったかを聞かれる(無症状という人が大半とも言われているので症状がなくても検査は可能)。
そして、新型コロナに限らずクリニックで聞かれるごく基本的な質問が続く。薬へのアレルギーや進行中の疾患の有無、喫煙の有無などなど。問診の後に耳で体温を測り、血圧、脈拍、酸素、呼吸数なども計測した。看護師さんは非常にフレンドリー。無事に問診は終了。
一旦、看護師さんが部屋の外に出ていって、間もなくしてPPEをつけたお医者さんと一緒に戻ってきた。防御服とマスクとPPEをしっかりつけたお医者さんだ。受付の人と看護師さんはマスクと手袋のみだったので、ものものしさに若干緊張。
そんな重装備とは違って、「質問はありますかー?」と気さくに質問され、事前確認をいくつか行った。まず、検査結果が仮に陽性(つまり抗体がある)だったとしても、再感染しないという保証はない。検査結果が100%正しいとも限らない。…など、把握している人も多いと思うが、新型コロナの抗体検査の捉え方を確認してくれる。ちゃんと患者が納得した上で検査をするという流れなのだろう。