会社勤めの不自由な身から、独立を夢見る人は少なくないと思いますが、思い切った決断はなかなかできないもの。安易な独立はあなたの人生を大きく左右してしまうかもしれません。でも、もし独立するチャンスがきたら、どんな心構えが必要なのでしょうか。これまで100社以上の会社で「事務職のプロ」として仕事をしてきた大木英恵さんが、自身のメルマガ『歌って踊る事務番長、大木英恵の事務職でも独立できる!”成功する経営者”の共通点、教えます!』でその極意を伝授。独立は考えていないという人にも参考になる意見です。
独立して仕事をもらうには?
組織から独立して仕事を始める時、組織へお金を払うお客さんではなく、自分にお金を払ってくれるお客さんに出会わなければいけません。そのためにwebマーケティングをする、飛び込み営業をする、リストに電話営業をする、などいろいろな方法はあります。そして、まずは身近な人がお金を払ってくれるかどうか、というのは大切な指標になります。
身近な人というのは友人、知人という意味です。
まだ見習いだから友人達には無料で練習台になってほしい、というならその時は無料でもかまいません。
しかし、プロとして独立して事業としていくなら、練習は100人までとか、1年間のみのキャンペーンと決めて、どこからプロとしてお金を取るのか決めてください。
もし、あなたのことをよく知っていて応援しようとしてくれる人が、この値段じゃ高いな、と思うなら価格を見直す必要があります。
正統で真っ当な金額で、他社よりお得な価格なのに、「もっと安くして」という人は友人ではないので友人をやめても構わない相手ですよ。
そして、あなたが買わないような商品、値段なら、もうその商売はやめた方がいいです。
自分のセミナーは5万円で売っているのに、他の先生が開催する5万円のセミナーには参加したこともない、というなら、誰もあなたの5万円のセミナーには満足しないでしょう。
これ、本当です。しかし、買ったことないような商品を売っている人、実に多いです。何を商売にするか考え直してください。
「私も買いたいわ」と思う商品と値段なら、お客さんにとっても良い提案ができていると言えます。友人たちに自信を持って商品の良さを伝えられるなら、買ってくれる人が必ず現れます。友人がリピートして買ってくれるなら本物。自信を持ってたくさんの初めて会う人にも売り込んでOKです。
商売の良さや使い方を提案し、買ってもらったらその後の様子や感想を聞いてみます。改善点や気付いていなかった利点を話してくれることもあります。友人だからこその辛辣な意見も聞けたらラッキーです。
改良できることはすべて実行。そして、そのアドバイスやヒントをくれた友人にはまた御礼の言葉をフィードバックします。するとますます良いアイディアを授けてくれて、リピート購入もしてくれるという好循環。利益がきちんと生まれてきます。
独立して仕事をもらうには、
- 提案
- 実行
- 利益を出す
これを地道に繰り返すだけです。友人たちが認めてくれる商品なら、必ず多くの一般の方にも受け入れられるはず。そうなったらweb広告などが効率的に出せるはずです。
本当に!友達に売れないような商品、自分が買わないような商品は、今すぐやめた方がいい!ぜひ肝に銘じてください。
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