編集後記
現在私は多くの被害者やご遺族をつなぎ協力し合おうという連携連盟を進めています。
これを始めた大きな理由は、法改正や共通項などを見出すためでした。特に法改正については、数を集めないといじめ法の改正に反対する教育界には政治的に勝てないと言われたことが大きいです。
その数はどんどん広がっています。
確かに民主主義国家では数は力です。立法機関である国会がその数で動くというのは大人であれば理解できます。
正しいのではなく、数の論理。それが現実だということですね。
例えば、まともないじめ第三者委員会が学校の不備や再発防止策を提言していますが、その提言が守られているのかチェックする機関は、ありません。
そして、もしも守られていれば次のいじめ事件は起きないのに、だいたいの地域では起きています。つまり、提言するだけ無駄な世界なのです。
正しいだけではダメ、正しいことを実行する力がなければ、誰も守ることはできません。
そして、いじめで亡くなった大切な命の思いをつなぐこともできません。
今はこの先の正しい改正のための礎を築いているところですが、これがいずれおおきな岩になり、島になり、強き砦になるよう頑張ります。
何事もはじめは誰かの第一歩でした。小さき一歩でも、それが意味のあるものならば、それは大きな価値があるものだと思います。
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