絶望的な誤認。いじめの定義を勝手に変えた第三者委員会の卑劣

 

編集後記

現在私は多くの被害者やご遺族をつなぎ協力し合おうという連携連盟を進めています。

これを始めた大きな理由は、法改正や共通項などを見出すためでした。特に法改正については、数を集めないといじめ法の改正に反対する教育界には政治的に勝てないと言われたことが大きいです。

その数はどんどん広がっています。

確かに民主主義国家では数は力です。立法機関である国会がその数で動くというのは大人であれば理解できます。

正しいのではなく、数の論理。それが現実だということですね。

例えば、まともないじめ第三者委員会が学校の不備や再発防止策を提言していますが、その提言が守られているのかチェックする機関は、ありません。

そして、もしも守られていれば次のいじめ事件は起きないのに、だいたいの地域では起きています。つまり、提言するだけ無駄な世界なのです。

正しいだけではダメ、正しいことを実行する力がなければ、誰も守ることはできません。

そして、いじめで亡くなった大切な命の思いをつなぐこともできません。

今はこの先の正しい改正のための礎を築いているところですが、これがいずれおおきな岩になり、島になり、強き砦になるよう頑張ります。

何事もはじめは誰かの第一歩でした。小さき一歩でも、それが意味のあるものならば、それは大きな価値があるものだと思います。

 

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社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
まぐまぐよりメルマガ(有料)を発行するにあたり、その1部を本誌でレポートする社会貢献活動に利用する社会貢献型メルマガ。

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