元世界陸上代表が「合意」の強制性交で逮捕。川面聡大と女性ウソつきはどっちだ

2020.12.10
by tututu
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20代の知人女性に乱暴したとして、世界陸上選手権の元日本代表選手で私立大学職員の川面聡大(かわつら そうた)容疑者(31)が9日、逮捕された。女性宅で飲酒後に性的な暴行をしたとされているが、川面容疑者は「無理やりではありません」と容疑を否認。女性が警察に相談したのが被害に遭った日から半年後ということもあり、「ちょっとおかしい」という声もある。「合意の上」の見解の違いに、世間ではこの事件に対する意見がわかれているようだ。

逮捕された容疑者はかつての日本記録保持者

川面容疑者に対する逮捕容疑は4月22日未明、東京都大田区の女性宅マンションで女性に性的な暴行をした疑い。3月に旅行先で女性と知り合い、事件前夜は女性宅で知人を交えて飲酒し、知人が帰った後に乱暴したと共同通信などが報じている。

被害を受けたとされる女性が10月、署に相談し事件が発覚。今回の逮捕に至った。

川面容疑者は100メートルや200メートルの短距離を中心に活躍。2011年の世界陸上大邱(テグ)大会では、400メートルリレーの選手に選出されるなど多くの大会で実績を残し、屋外男子60メートルで一時期、日本記録保持者だったこともある。

事件から“半年後”の被害相談に残る疑問

世界的にも活躍した、元アスリートが起こした女性に対する性的暴行事件。同様の事件では、アテネと北京五輪の柔道で金メダルを獲得した内柴正人が思い起こされるが、世間では今回の事件について「ちょっと違和感」「疑問が残る」という声も上がっているようだ。

川面&内柴比較

その根拠として挙げられているのは、女性は4月に被害を受けたが、警察に相談をしたのが10月と、半年ものタイムラグがあること。もちろん、女性が被害を訴えるまで悩み続けた可能性はあるが、かなりの時間を要している。

そして、もうひとつは、川面容疑者が「無理やりではありません」と容疑を否認し、合意の上だったと主張していること。お酒を飲んでいたということで、どこまで信用できるか不明だが、「無理やり」の境界線ははっきりしない。

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ここで気になるのが、この手の事件でよく聞かれる、「合意の上だった」というワード。暴行を加えたとされる男性がこの言葉を使うケースが目立つが、この「合意の上」とはどういう状況を指すのか。

双方が納得した状態で性行為をすれば何も問題はないが、たとえば女性が合意していないにもかかわらず行為に及んでしまえば、それは強制わいせつになる。

だが、合意の上での性交かどうかは本人たちにしかわからないため、そこでトラブルが起きてしまうことが非常に多い。

男性が合意があったと主張し、女性は合意がなかったというパターンをよく耳にするが、実際は互いの合意があったにもかかわらず、強制わいせつで刑事事件に発展してしまう場合もある。性犯罪事件に詳しい弁護士に話を聞くと、代表的な3つのケースが考えられるという。

合意のはずが「性犯罪」になるパターン①「逆恨み」

このパターンでは、女性のほうが男性に強い好意を抱いていることが多い。合意の上で性行為に及ぶものの、その後の男性の態度が急変したり、連絡が取れなくなったりすると、女性は「もてあそばれた」と感じ、「合意がなかったのに強姦された」と主張をするようになる。

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「よくあるのが、付き合えると思ってベッドを共にしたのに、その後は相手にされず捨てられたとして、男性を逆恨みするパターンです。20代の若い女性ではなく、30代から40代くらいの女性が多いと思います。この場合は性交後すぐに女性が行動を起こすわけではないので、しばらく時間が空く傾向がありますね」(前出・弁護士)

合意があったにもかかわらず、それを翻されてしまっては男性側はたまったものではない。しかし、男性側にまったく非がないというわけでもなく、話し合いの末、示談になることが多いという。

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