この1年間で日経平均とTOPIXのパフォーマンスはちょうど10%違います。過去5年間では、約35%もの違いに。この差は何を意味しているでしょうか。(『【動画で解説】洞口勝人の「ザッ 資産運用!」』洞口勝人)
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ファイナンシャルプランナー。1963年生まれ、岐阜県出身。資産運用に強いFPとして、年間約370回のセミナー・講演会(受講者数約3万人)を行っている。早稲田大学エクステンションセンター講師。日本銀行の依頼を受け、全国にて金融広報活動も展開中。NHK『人材育成セミナー』講師、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』等に出演。
日経平均 vs TOPIX
この1年間で日経平均とTOPIXのパフォーマンスはちょうど10%違います。
過去5年間では、約35%もの違いに。特に2018年1月から両指数のパフォーマンスの差が顕著です。
日経平均 vs TOPIX:1年(SBI証券提供)
日経平均 vs TOPIX:5年(SBI証券提供)
これは、ユニクロ・SBG・東京エレクトロンなど日経平均採用上位10銘柄が指数上昇を牽引した結果です。ただ、昨年3月のコロナショック時には、日経平均の下落率の方が高くなりました。
つまり、日経平均の方が変動率(ボラティリティ)が高いということを意味しています。
人生、良いときばかりではありません。ここからは、日経平均の急落に備えるタイミングだと感じます。
NYダウ平均 vs NASDAQ
米国株式の場合でも、同じような状況にあります。
NYダウ平均とNASDAQは、この1年間のパフォーマンスの差が40%近くにもなります。5年間では110%を超える差になっています。
NYダウ平均 vs NASDAQ:1年(SBI証券提供)
NYダウ平均 vs NASDAQ:5年(SBI証券提供)
ただ、こちらも2018年の下落時にはNASDAQの方が大きく下げているようです。山高ければ谷深しですね。
Next: 「テスラ vs NASDAQ」「JT vs 日経平均」の場合は?
テスラ vs NASDAQ
ここ2年間でNASDAQが2倍になる中、テスラは14倍となっています。株式市場は基本的に「美人投票」だと言われています。さて、結末はいかに。
テスラ vs NASDAQ:2年(SBI証券提供)
JT vs 日経平均
以前、当メルマガの動画でお伝えした「JT」ですが、昨年3月の日経平均の大幅下落時にはあまり下がらず、日経平均の大幅上昇時には置いてきぼりとなっています。
JT vs 日経平均:1年(SBI証券提供)
個別銘柄の値動きの特徴も、ぜひつかんでいただければと思います。
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『【動画で解説】洞口勝人の「ザッ 資産運用!」』(2021年2月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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