きょうの日経平均株価は1,010円安の続落で、年初来安値をさらに更新。引け後に先物で1万9,000円を割って終了しました。為替は一時110円を割り、引き続き円高基調です。(『株とまとの「株式投資戦略」』山本伸一)
日経平均は1,000円越えの大幅続落!きょうの値動きまとめ
米国市場は用心人事の先行き不透明で続落、これを受けて日本は大幅続落
昨晩の米国市場は暴落。クリスマスイブの短縮取引のなか、米国要人人事の先行き不透明感が強まり、換金売りが強まっています。
NYダウ 日足(SBI証券提供)
ダウ平均株価は、前営業日比653.17ドル安の2万1,792.20ドル。ナスダック総合指数は140.08ポイント安の6,192.92ポイントで取引を終えました。
為替相場ではドル円が111円割れで110円前半の円高推移が確認されています。
日経平均 日足(SBI証券提供)
東京市場は米国株暴落、円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は1万9,785円の暴落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価が大台2万円を割り込んでおり、見切り売りで下値を探る展開。前引け前に一時1,032円安まで下げ幅を広げました。
後場では安値もみあい、TOPIXは2017年安値を割り込む場面もあるなど、さえない展開となっています。
日経平均株価終値は、1,010.45円安の19,155.74円。東証1部の売買代金は概算で2兆6,167億円。東証1部の売買高は概算で17億1,656万株。値上がり銘柄は27(1%)に対し値下がりは2,096(98%)、変わらずは8(0%)となりました。
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大きく買われた個別銘柄は?
日経平均株価の5日続落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>などが下落。指数を押し下げています。
中核銘柄のトヨタ<7203>、NTT<9432>、イオン<8267>、キヤノン<7751>、ソニー<6758>、JT<2914>なども売られました。
売買代金上位では、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>のみが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の全業種が下落。値下がり上位に精密機器、医薬品、機械、水産農林、サービス、輸送用機器、電気機器、情報通信、石油石炭、卸売、鉱業、ガラス土石、証券商品などが並びました。
新興市場では、ALBERT<3906>、EDULAB<4427>、マネーフォワード<3994>、シェアリングテクノロジー<3989>、ジェネレーションパス<3195>、ブロードバンドタワー<3776>、エムティジェネックス<9820>などが賑わっています。
『株とまとの「株式投資戦略」』(2018年12月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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