【問】「だめぽ」を正しく言い換えなさい。大人の言葉テスト20問

 

7. ググる → (ネットで)検索する、調べる

「グーグルで検索する」から来た言葉だそうです。日本語ではよくあるタイプの造語法ですね。

「ググってみて」と言われたときに、「調べてみたら?」と脳内変換すれば、図書館で調べる行為も選択肢に入ってきて、成熟した大人の調べ方ができそうです。

8. ~系 → ~のような

これは応用──といえるかわかりませんが──範囲が広くて、ニュアンスがかなり違う場面で「テキトー」な感じに使われます。

「昨日は和食だったから、今日はパスタ系がいいかな」なんていうのは、わかりやすい。

「明日はどうする? 駅で待ち合わせてから、行き先を決める系?」あたりまで行くと、まさに「テキトー」「とりあえず付けている」感じですね。

「って感じ?」くらいのニュアンスでしょうか。ちょっと前に流行った「みたいな?」に近いかもしれません。

すべてが「~のような」に変換できるわけではありません。ケースごとに適切な変換を考えてみてください。

9. じゃなくね? → ではないでしょうか、ではないのでは?

注意しないと見逃しそうですが、回答として届いた「ではないでしょうか」と「ではないのでは?」は、意味が正反対なんですよね。

ところが、実際には「肯定? 否定? どっちなの?」と厳密に問われることなく、「なんとなく」通じているのが現状なのだそう。

「ない?」の部分が「ね?」のみに変わっているので、否定の意味が薄らいでいるのでしょうか。

二重否定、三重否定は、間違いではないにしても「伝わりやすい表現」ではありません。シンプルに言い換えられるなら、シンプルなほうを使いましょう。

10. だめぽ → だめ、だめっぽい、難しい

「だめっぽい」の短縮形なのでしょうか。変化の経緯はわかりませんが、たしかに「だめ」と「ぽ」が並んで出てくるのも、不自然すぎるわけでもないようです。

ネットを多用している人たちが使う「ネットスラング」の類は、美しい話し方、大人の余裕を感じさせる話し方の対極にあります。知らないなら知らないでまったく問題ありません。

見聞きしたら、文脈や相手の様子から意味を推測して、どう言い換えたら「大人の使用に耐える言葉」になるかと考えるいいでしょう。

他人に目くじらを立てるのが目的ではない

大事なので、最後にもう一度繰り返しますね。

トレーニング全般に関して、「あなたを高める」のが目的であって、「他人に目くじらを立てる」のが目的ではない、と認識しましょう。

「幼稚語」をあなたが使わないのは当然としても、他人が使っている現状はあるはずです。いろいろな人がいますから。そういう「言語的に異なる意識を持っている人たち」とも良いコミュニケーションできるのが、本当の「成熟した余裕ある大人」です。

感じたことは、相手に伝わります。

幼稚語に「なにそれ!?」と反発するのではなく、脳内で自動変換してしまって、ストレスなく良い反応ができるようになりましょう。

今日はここまで。また次回(10/22)にお会いしましょう。

image by: Shutterstock

 

伝授!潜在意識浄化法』より一部抜粋

著者/齋藤翔
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