2つ目が、人材が人財となっていないケースです。ビジョンに沿った目標を達成するためには、経営者1人だけ息巻いても限界があり、到底無理な話です。人材ではなく人財があってこそです。
人はパフォーマンスを発揮して人材から人財に変わります。つまり、スタッフがパフォーマンスを十分に発揮できる環境や教育が必要になってきます。その為には、現状の満足感を取り除くことです。たとえば、
- うちの会社は安泰だ、うまくいっているという満足感。
→現状維持でOKという空気が職場に蔓延していると成長意欲が湧いてこない。 - 常に業務で忙しいという充実感。
→目の前の仕事をこなすだけで精一杯になると余裕が生まれてこないので、新たなチャレンジが出来ない。 - 自分の役割だけこなしていればOK。
→自分の仕事に全うしていれば問題ないというスタッフばかりでは、会社組織全体として、問題への対処(リスク管理)に欠けてしまい、改善や成長機会を逃す。
こうしたことが当たり前となっていては、目標やテーマを掲げたところで、そのモチベーションを保つことはできません。目標を達成し続けていくために、スタッフがパフォーマンスを十分に発揮できる環境にあるのか? また適切な教育ができているのか? 1つ1つチェックしてみましょう。