日本で「オリーブ」をカルチャーに成長させた香川県・小豆島の知恵

2017.12.27
by 牡丹餅あんこ
 

1日7組限定の人気宿「島宿 真理」

文化財の古民家をリノベーションした「島宿 真理」は、趣の異なる客室が7つある隠れ家的お宿。母屋部分は食事処になっていて、小豆島特産の杉樽仕込み醤油やもろみをベースにした自家製調味料を使用したお料理などが楽しめます。

日本で「オリーブ」をカルチャーに成長させた香川県・小豆島の知恵

「島宿 真理」ではお食事処「母屋」で食事ができる

同店では、自慢の「醤油懐石」が味わえる他、オリーブ牛やオリーブごはん、そしてオリーブのバージンオイルをお好みの料理にかけられるようになっています。

日本で「オリーブ」をカルチャーに成長させた香川県・小豆島の知恵

本来の旨みを楽しんでもらうためにシンプルな調理になっている

 

「当店の会席料理は、自家製の調味料を使用しつつ、素材の旨みを楽しんでもらえるようにシンプルに調理しています。また、“淡口生揚、生あげ、二段熟成、諸味たれ”4種の醤油で、野菜や魚を食べ比べて楽しんでいただけたら」と、真理のおもてなし係の中野菜見さん。

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小豆島産の新鮮野菜を醤油やオリーブオイルにつけて食べる

野菜によって醤油を変え、どの野菜がどの醤油と一番相性がいいかなど、会話も弾みます。

水分量が多い野菜は、諸味だれと相性が良いそう。

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オリーブ牛も脂や肉の旨みが味わえるようにシンプルに炙られている

先ほどご紹介した「オリーブ牛」も食べられます。ジューシーな肉汁のコクと旨みが口いっぱいに広がったかと思うと、コクと旨みだけを残して脂はスーーッと引いていきます。

これはまさに「染み入る旨さ」!!栄養が自分の血となり肉となる喜び。もう最高すぎる。

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小豆島の農園で作られたフレッシュなオイルはお好みで

最後に、土鍋で炊きあげられたご飯には、オリーブの新漬けが添えられています。取材時はオリーブ収穫の最盛期(青い実の収穫時期は9~10月頃)。この時期にしか食べられない贅沢なご飯です。

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取材時はオリーブの旬。炊き立てのご飯に新漬けが添えられます

熱々のうちに、オリーブオイルをかけてパクリ!爽やかなオリーブの香りと、お米の甘味が口いっぱいに広がります。

オリーブオイルは、昆布との相性がいいんですよ」と、オリーブソムリエの黒島慶子さん。黒島さんは小豆島出身で、オリーブのことなら何でも知っています。

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なぜかカレーのような風味に変わった昆布の佃煮

ご飯に添えられた昆布の佃煮に、オリーブオイルをかけてみるとあら不思議!昆布の佃煮がなぜかインド料理のような風味に変わった(笑)

オリーブオイルをかけると、こんなサプライズがたのしめるので、みなさんもオリーブオイルをいろんなものにかけてみるチャレンジをしてみてくださいね!

【島宿 真里】
住所:香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2011
TEL:0879-82-0086
定休日:不定休

ジモトのココロ

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記事提供:ジモトのココロ(ジモココ)

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