古巣FC東京で決まり?日本代表DF長友佑都選手の移籍先を予想する

 

よほどでない限りはFC東京

欧州のマーケットは閉じられたので普通に考えるとDF長友の移籍先はJリーグのクラブになるだろう。FC東京でプレーしてイタリアに渡った選手なので「FC東京への復帰」がまず考えられるが、よほどのことがない限りはFC東京に復帰することになるだろう。今オフの移籍市場でFC東京はやや苦戦を強いられており、DFオ・ジェソクがレンタルバックとなったが、その穴を埋めることが出来る選手の獲得はなかった。DF小川諒が左SBのレギュラーになるがその他で左SBの専門家はDFバングーナガンデ・佳史扶くらいである。

ユース出身で高卒1年目のDFバングーナガンデ・佳史扶は2018年はJ3で12試合、2019年もJ3で13試合に出場している。定期的に年代別代表に招集されており、パリ世代を代表する左SBの1人になるが、経験値は乏しい。DF室屋やDF柳やDF丹羽大やDFジョアン・オマリであれば左SBでもプレーできると思うがACLが控えていることを考えるとかなり不安である。DF小川諒をフル稼働させないと戦力が大きくダウンする可能性が高い。左SBが補強ポイントだったのでクラブOBであるDF長友というのは打ってつけの存在である。

試合勘の問題を抱えているとは思うがDF長友が加入するとなるとDF小川諒は大変である。現役の日本代表のレギュラーの左SBなので「DF長友が左SBの定位置をDF小川諒から奪ってしまう可能性の方が高い」と言える。昨シーズンは開幕からDF太田宏とポジション争いをして勝利したDF小川諒にとってはまたも強力なライバルが目の前に現れることになる。今シーズンのJリーグはGKキム・スンギュ vs GK中村航、DF永戸 vs DF杉岡などのポジション争いが注目されているがDF小川諒 vs DF長友の競争も面白い。

年俸は相当に高いとは思うが「DF長友がJリーグに戻ってくる」となると、FC東京に対する注目度はアップするだろう。観客動員数も大きく伸びることが予想されるので「簡単に元は取れる」と考えられる。報道通りでガラタサライとの契約が今夏までであるならば年齢を加味すると移籍金は微々たるものだと思われる。置かれた立場を考えるとゼロになることも十分にあり得る。補強が必要だったポジションなので、DF長友の再獲得に向けてFC東京は本腰を入れて獲得に乗り出すことになるだろう。

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