ビジネスシーンでは取引先や関係各所と連絡をすることが多くあります。でも、その連絡ひとつをとってみても、「できる」部下なのか、「ダメ」な部下がわかるといいます。ビジネスマンとして使えるコツを多く紹介している無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ〜おんさんは今回、その実例を紹介。ビジネスマンとして最悪な態度としてある「返事の仕方」を教えてくれます。
「連絡はしました」
部下や関係者に、第三者との調整をお願いすることがビジネスの場では良くあります。こちらはお願いしたのだから、ちゃんと話は進んでいるんだろうと思って、数日して確認してみると、
- 「あの件は、先方に連絡はしました」
って言うわけですよ。私はこの手の返事を聞いた瞬間に、脳みそが沸騰するような怒りを覚えるんですよね。
なんだねその「連絡はしました」ってのは?連絡した結果、何がどうなったわけ?というのをこちらは知りたいの。まさかまさか、連絡をしたのだから自分の仕事はこれでオシマイだって思ってるワケ?まさかまさか連絡をしたのに返事を寄越さないのは相手の責任なんだから、私に文句を言わないでくれって言いたいわけですか?
この態度はビジネスパーソンとして最悪でして、不作為犯そのものです。
まともな人は、先方に連絡をしてから、しばらく待ち、それでも返信が来なければ、
- 「先日ご連絡を差し上げた件は、如何でしょうか?」
と追いかけるものです。だって決着が着かなければ、仕事をしたとは言えないわけですから。決着とは議論がFixするということです。連絡をするというのはそのための途中経過としての作業であり、それが仕事のゴールではないんですから。
そもそも連絡をする際には、いついつまでに返信をお願いしますってのを伝えるというか調整するものでして、それなら上司からの確認に対して、
- 「○月×日までに返信を頂けると伺っています」
って言えるわけで(もちろん今がその日付け以前であることが前提ですが)、その日になっても返信がなければ、これもまた自分から先方に連絡をして期日を過ぎていることを伝える必要があるわけです。
そうやってモノゴトの進捗を確認しつつ、滞りなく進むように調整するのが仕事なんですから。
そう考えると、先ほどの「連絡はしておきました」という返信がどれくらいすっとこどっこいな返信かが分かりますよね。
まともな人は、こんな返事を聞いたら一発退場で、二度と目を合わせてもらえませんから注意して下さいね。