「連絡“は”しました」と上司に報告するバカな部下は見捨てるべきか?

 

こういうのは他のことでも同じでして、デキる人というのは、案件を手放さないんですよ。いつでも自分の手の内に置いておいて、状況をすぐに把握できるようにしておくのです。つまり任せっぱなしにしないんです。部下や同僚にやらせたように見えて、必要なタイミングで、

  • 「あの件は、今はどこまで進んでいるの?」

とか、

  • 「例の件は明日が締め切りだったはずだけど、大丈夫だよね?」

みたいな感じで、ウォッチしつづけるんです。鵜飼いが鵜のヒモを手放さないのと同じで、放置したままアタマの中から消しちゃうなんてことはしないんです。最後まで確実に確認します。

それが自分の身を助けることだと、長いビジネス経験から学んでいますから(つまり案件を手放した結果、何度も痛い目に遭っているということです)。

そんな上司でも、この部下なら多少放置しておいても大丈夫だろうなと思える人間が、たまに現れるんですよ。それはいつこのような確認をしても、確実に案件をグリップしていて、自分と同じレベルでウォッチしていることを、何度も何度も見ている人です。

そんな人には、安心して仕事を任せられるんですが、そんな人にだって、全面的丸投げはしないものです。

ですから上司とのやりとりで、どのような確認をされるのかで、その人に対する信頼の度合いが見えたりするんですよね。ダメな人へは、毎日のように確認しますし(そんな人はすぐに外されるはずですが)、デキる人はそれが締め切りの前の日だったりするわけです。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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