なぜ日本企業はメリットだらけの「チェックリスト」を使わないのか?

 

2.社内会議のチェックシート

チェックリストは社内の打ち合わせにも活用できる。チェックリストが用意できているということは、会議の議題が決まっているのと同じことだ。

たとえば、企画と営業の打ち合わせの場合、事前にチェックリストの交換と確認ができていれば、打ち合わせの時間も短縮できるだろう。企画側からは、「昨年の売上傾向の確認、特にアイテムのバランスについて」「小売価格について。競合他社の価格との比較」「商品展開時期の確認。前年通り?」「展示会商品と追加商品の割合」等。

営業側からは「新しい素材傾向の確認」「前シーズンからの継続商品」「新たに投入する商品」「素材トレンドの確認」「カラートレンドの確認」等。

事前にこれらが交換されていれば、その準備をして会議や打ち合わせに望むことができる。そうすれば、会議の時間も短縮できるはずだ。

3.チェックシートと日報の連携

自分が行うべきこと、考えるべきことが全てリスト化されれば、チェック済のチェックシートを全て蓄積すれば、それは日報の代わりになる。

そして、チェックシートの日報をチェックすることで、社員の行動を理解することができる。更に、チェックシートにもれている項目が見つかれば、それを追加するように指示することでより合理的な仕事ができるだろう。

たとえば新商品を発表してその反応が知りたいのなら、全社員のチェックシートに「新商品の反応」の項目をいれるように指示さればいい。

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