色彩あふれる国、インド。そんな土地で、世界38カ国を旅した写真家・三井昌志さんが思わずシャッターを押したのは、ド派手でカラフルな「はたらきもの」たちでした。メルマガ『素顔のアジア (たびそら・写真編)』で紹介されている彼らの姿、ご覧ください。
インドのカラフルなはたらきもの
インドは色鮮やかな国だ。
日差しが強く、原色の派手なサリーを普段着として身につけていても、違和感はまったくない。そんな派手な働き者たちを追った。
市場で野菜を売る女。野菜も色鮮やかだが、おばさんが着ているサリーも実にカラフルだ。
様々なポスターを並べた露天商。ヒンドゥー教の神々の横には、イスラムの聖地メッカの写真が。節操のなさが何ともインド的でいいです。
ムスリムらしく白い服を着たリキシャ引き。
パンジャブ州は大型農業機械の製造と運用が盛んだ。この町工場ではコンバイン(収穫機)の外装にスプレーで色を塗っていた。
ラジャスタン州南部に住む牧民ラバリ族の女たち。村の中心にある貯水タンクと水汲み場は、女たちの情報交換の場所ともなっている。
カルナータカ州北部では綿花栽培が盛んだ。収穫した綿花をトラックに積み上げ、工場に運ぶ。
オリッサ州の山岳地帯を流れる川で、川底の砂を運び出す女。水を含んで重い砂を二人がかりで頭の上に載せ、坂道を登っていく。インドの女性は実にたくましい。
写真を撮るって、誰かに小さく恋することだと思う。世界各地で撮影された100人を超人々の笑顔が詰まった写真集です。どんな環境にあっても人は笑顔になれる――そんなシンプルな事実に心動かされながら、僕は旅を続けてきました。ぎゅっと濃縮された「笑顔のエッセンス」を、ぜひ感じてください。
著者/三井昌志
写真家。1974年、京都市生まれ。東京都在住。機械メーカーでエンジニアとして2年間働いた後退社し、2001年にユーラシア大陸一周の旅に出る。帰国後ホームページ「たびそら」を立ち上げ、写真集「アジアの瞳」を出版。以後、写真家としてアジアを中心に旅と撮影を続けながら、執筆や講演などを行う。これまでに出版した著作は6冊。
素顔のアジア (たびそら・写真編)
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