クリスマス休暇の週に突入し、マーケットは閑散。ただし、今週はFOMC理事会が開かれる予定となっており、金利を打ち止めするかに注目が集まりそうです。(『トマスモア 外為相場情報 -勝つための最強法則-』)
米中貿易交渉に進展見込まれず、FOMCの影響も軽微となりそう
USD/JPY:ドルの行方が不透明
クリスマス休暇の週に入り、多くのトレーダーは休みを取り閑散としたマーケットになりそうだ。米中貿易交渉に進展は見られそうもない。ただFOMC理事会が開かれるので、利上げを強行するか否かが注目点であるが、基本的に米国金利はまだ打ち止めになったわけではないので、影響は軽妙か。
先行きに米中関係解決の不一致、EC諸国内での政策不一致、イギリスの離脱混迷は、円高。米国経済、米国金利動向は円安。いずれにせよ、レンジで留まりそう。
200日修正指数移動平均レート(Ajust Exponential Moving Average: MEMA) は111.31、90日指数移動平均レートは111.78、55日指数移動平均レート112.34、21日移動平均レートは113.11、10日移動平均レート113.27です。
<直近2週間の実績レンジ>
高値113円85銭 / 安値112円23銭 半値113円04銭
<今後1週間の予想レンジ>
高値114円25銭 / 安値112円25銭
ドル円 日足(SBI証券提供)
Next: ユーロ円の今後の動向は…
EUR/JPY:ユーロは対円でやや劣勢か
ユーロ圏の各国の内政状況に不安を抱えている状況が続いているが、クリスマス休暇により休戦状態となりそうなことから、大きな動きは見られないであろう。
200日修正指数移動平均レート(Ajust Exponential Moving Average:MEMA)は129.15、90日指数移動平均レートは129.54、55日指数移動平均レート129.25、21日移動平均レートは128.77、10日移動平均レート128.56です。
<直近2週間の実績レンジ>
高値129円25銭 / 安値127円61銭 半値128円43銭
<今後1週間の予想レンジ>
高値130円25銭 / 安値126円75銭
ユーロ円 日足(SBI証券提供)
Next: ポンド円の今後の動向は…
GBP/JPY:ポンドは弱含みのレンジ相場か
イギリス議会では与野党がメイ首相がEUと交わした離脱案に反対している状況は変わらず、解決の糸口が見えない。恐らく六ヶ月の延長になりそうだが、その間ポンドは弱含みで上下運動を繰り返しそうだ。
200日指数移動平均レート(Exponential Moving Average: EMA)は147.24、90日指数移動平均レートは146.20、55日指数移動平均レートは145.68、21日指数移動平均レートは144.78、10日移動平均レート143.87です。
<直近2週間の実績レンジ>
高値144円75銭 / 安値141円17銭 半値145円00銭
<今後1週間の予想レンジ>
高値145円25銭 / 安値140円25銭
ポンド円 日足(SBI証券提供)
『トマスモア 外為相場情報 -勝つための最強法則-』2018年12月17日号より
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