新型コロナショックがついに為替相場にも。円相場は1ドル=101円台まで円高・ドル安が進みました。世界は日本の経済政策を懐疑的に見ています。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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ドル円、一時101円台へ
1ドル=101円80銭前後まで、円高が進んでいます(編注:3月9日11時15分現在)。
米ドル/円 日足(SBI証券提供)
「景気は良い」は大嘘
日本国内では、新型コロナウイルスの以前から、低所得層にまともに給付が行われずに放置。
中小零細企業には、貸し剥がし・貸し渋りの激化で、いずれも強力なデフレ・円高政策です。
「そんなことはないだろう、テレビや新聞では“景気は良い”と言っていたよ? どうなの?」という話も、あるでしょう。
これはつまり、日本の表向きと現実が、まったく違うということです。
ですから、日本の現実から考えますと「円高」の方がしっくりきますし、現実として、これだけマネーを絞って、貧困化や信用収縮を進めていれば、とても金融緩和どころではなくて、金融緩和のフリをしていただけ、というわけです。
Next: 円高は当然。世界が日本の経済政策を懐疑的に見ている
世界も懐疑的に見始めた
新型コロナウイルス問題をきっかけに、世界からも、日本の経済政策が懐疑的に見られ始めています。
つまり、金融緩和と言っていても、実際は、違うのではないか。デフレなのに、なぜ、緊縮政策を強化しているのか?
一般の日本国民が置かれている状況に、海外勢も気付き始めたというわけです。
ですから、今回の円高は、まったく、不思議ではありません。
日本の現実、国民生活という実態を反映していると言えるでしょう。
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- 【速報】一時104円10銭台まで、ドル円で円高進む(3/9)
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『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』(2020年3月9日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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日本に影響を与えてきた欧米勢の勢力図が変化し、国際情勢も激変の時期を迎えています。トランプ政権の前の欧米勢力は、日本の1990年のバブル崩壊以降、日本の衰退を狙ってきました。超長期の経済サイクルである、コンドラチェフ・サイクルが、戦後最悪の大底でもあったことから、日本経済はデフレに陥り、低迷したままであったのです。ところが、トランプ政権の誕生以降、欧米勢の勢力は変化し、日本の今後も、大きく変わろうとしています。このメルマガでは、有料読者に限定して、ちょっと書きにくい話にも踏み込んで、欧米勢の動きをお伝えします。