乙2号 「客として来てお金を使ってほしいと考え、連絡先を教えた…平成26年9月頃…××から、キャバクラのお客さんでホストか出し子をやってくれる人いないかなと…」
ホストも出し子も、彼ら彼女らの世界では同列らしい。
乙2号 「キャバクラのお客さんには詐欺をやっている人が多かったので、××は私であれば出し子を紹介できる思って…と」
やっぱそうなんだ~。俺もキャバクラへ行きたくなってきたぞ、裁判傍聴に付随する現場踏査として!
乙2号 「(紹介できそうだと××に伝えると)××は、マジでありがとう…そいつどんな奴? 髪の毛の色はどんな色? スーツとか持ってる? …仕事する奴3%、別に日当5,000円、紹介者は2%、紹介者がお金要らないんだったら仕事する奴にやる…」
こんな話が出てきた。
乙2号 「当時は、詐欺の被害者が出てくることは考えていなかった…貸しをつくることができ、客として来てお金を使ってもらえるのではないかと思っていた」
乙4号証は、シャブについて。
乙4号 「18歳か19歳の頃、歌舞伎町のクラブでMDMAやケタミンを使うようになった…20歳の頃、●●と付き合っていたとき…野外音楽イベントで●●がこれと言って白い結晶を出してきて、ガラスパイプを使って…当時、昼は会社で、夜はキャバクラで働いていたので、眠気を抑えるため1週間に1、2度使うようになり…」
そうしてまっしぐらに墜ちていくのかと思いきや、この被告人は違うんである。
乙4号 「21歳の頃、覚せい剤をヤメようと思って、運転免許を取る合宿に参加した…」
偉いじゃないの。ところが…。
乙4号 「いっしょに参加した友だちが覚せい剤を持って来ていて、ヤメるはずがもっと嵌まってしまい…覚せい剤を使うと孤独感や恐怖感がなくなり、最大の魅力は、眠くなく向上心がわくことです…掃除したり、勉強してパソコンの資格を取ったりした…最近では毎日、覚せい剤を使っていた…いちばん使っていたときで1カ月に16万円くらい…もはや警察に捕まらないとヤメられないと思っていた…」
本件所持の0.402gは、5gを12万5,000円で買い、1日3~5回ずつ使った残りなんだという。
ごっ、5gって、自己使用の個人が買う量じゃないだろっ。コテコテの歌舞伎町のキャバ嬢、完全にシャブ中だったようだ。
乙4号 「逮捕後はしばらく眠かったが…今は1日6時間くらい眠れば起きていれられるようになり、7年ぶりに本来の自分に戻ったような気がする…」
良かったねぇ…。