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北朝鮮の「非核化」で泣くのは日本政府と自民党。なぜ金正恩は折れたのか?

北朝鮮が核・ICBM実験の中止を表明しました。核保有は堅持していますが、このまま核廃絶は進むのでしょうか。もし実現すれば、一番困るのは日本政府と自民党です。(『カレイドスコープのメルマガ』)

※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2018年4月12日第250号パート2の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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米国の「無言の圧力」が効果てきめん。米朝会談の想定シナリオは

3月の段階では、ペンタゴンは北朝鮮への先制攻撃を決めていた

2017年10月20日、日本の投資顧問会社の最高顧問が、ジム・リカーズ(James Rickards)とニューヨークで会ったときに、彼から「トランプ政権が北朝鮮に先制攻撃を加える準備をととのえている」という情報を入手したとのこと。

ジム・リカーズとは、ニューヨークタイムズから刊行された彼の最新作『破滅への道=The Road to Ruin』で話題沸騰のベストセラー作家です。彼は、ウォールストリートで30年以上働いた経験を持ち、国際金融、貿易、財務戦術などについて高度な実務能力を有しているだけでなく、米国の情報機関にも助言している戦略家です。

日本では、地政学と通貨の専門家として知られており、金(ゴールド)の熱狂的な崇拝者です。トランプ政権下で「金価格は6倍になる。いますぐ金を買いなさい」が彼の持論です。

リカーズは、ビットコインについても多くの考察を提供していますが、「ビットコインはポンジスキームだ。米ドルや金(ゴールド)に比べれば、なんら脅威ではない」と、暗号通貨に対しては、金(ゴールド)ほど愛情を注いでいないようです。

最近の彼は、ある新型の通信機が米軍全軍に導入されるという情報をいち早くキャッチして、これをビックビジネスにしようと情熱を注いでいます。

彼は、CIAやペンタゴンとつながりを持っており、しばしば、こうした極秘情報が彼の元に寄せられるのです。

またリカーズは、対北朝鮮制裁に関しては強硬派です。

各国が、北朝鮮に核実験と核弾頭搭載可能なミサイルの開発を止めさせようと北朝鮮に対する石油禁輸措置に踏み切ろうとしたときに、「中国が背後から、北朝鮮のエネルギー備蓄を助けている」という事実を、9月4日のCNBCの生番組で暴露しました。

日本の投資顧問会社の最高顧問がリカーズに会ったのは、この1ヵ月後のことです。

そのとき、リカーズは日本の投資顧問に、「これから、マイク・ポンペオCIA長官とマクマスター安全保障・大統領補佐官と、北朝鮮について重要なことを話し合うことになっているんだ」と前置きしながら、「トランプが本気で対北朝鮮に先制攻撃を仕掛ける準備をしている」と伝えたというのです。

サイバー攻撃も視野に? リカーズがCIAから入手した極秘情報

このとき、リカーズはCIAから重大な情報を入手していたのです。

CIAが、10月20日から5ヵ月以内に、北朝鮮が米国本土に到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させることが確実になったとの情報をつかんだので、在韓米軍が北朝鮮軍への先制攻撃を前提に陣形を整えているとリカーズが言っていたというのです。

北朝鮮への攻撃の中には、火力を使う攻撃だけでなくサイバー攻撃も含まれているとのこと。

投資顧問と会う数日前に、リカーズはテレビで、「北朝鮮との戦争は避けられないところまで来ている」と述べ、「米軍は、2018年3月中旬までに北朝鮮の不意を突くようなやり方で攻撃を開始する可能性がある」との見通しを示しました。

Next: 戦争モードに入っていた米国が発した、金正恩への無言のメッセージとは



米国は戦争モードへ入っていた

さらにはリカーズは、今から約1ヵ月前、金(ゴールド)による資金運用の専門家として北朝鮮情勢の行方について質問されたときにも、同じように答えています。

彼が言うように、金(ゴールド)の価格は確かに跳ね上がって、1トロイオンス当たり1364ドルの高値(4月12日現在)を付けており、恐怖指数も20ポイントを超えてきました。

この2~3週間の状況の変化は、レックス・ティラーソンが、突然、国務長官を解任されて、その後釜に元CIA長官だったマイク・ポンペオが就き、マクマスターが大統領補佐官を解任されて、ネオコンのジョン・ボルトンがその後任に当たるなど、北朝鮮への先制攻撃を躊躇しない強力な布陣が敷かれるなど、まさしく戦争モードに入っています。

そして、オスプレイ5機が横田基地に配備され、重篤患者用ベッド80床を含む1000床のベッドを持つ米軍の巨大病院船(MERCY)が東京港にやってくるなど、現在の状況を見る限り、明らかに米軍は臨戦態勢にシフトしたようです。

北朝鮮への無言のメッセージ

これらの一連のワシントンの動きは、実は、対北朝鮮外交においては、もっとも有効な対話形式なのです。

トランプ政権が金正恩に向けて発している無言のメッセージは、「われわれは、朝鮮半島の非核化に向けて今度は本気だ。北朝鮮が交渉から降りるのであれば、われわれは間髪入れず先制攻撃を加えるだろう。結果は、火を見るより明らかだ。やせ我慢するな。われわれの言うことをきけば、黄金のキャデラックを進呈しよう。そうではないなら、金王朝の死あるのみだ」…

ジム・リカーズは、去年(2017年)の秋から、北朝鮮と中国に向けてのトランプのメッセージを代弁するかのように、「米軍が北朝鮮に先制攻撃を加えることは確定的だ」と、さまざまなメディアに出て言い続けてきました。

リカーズは、そうした役割を果たすことで、CIAが彼のビジネスに役に立つ情報を小出しにしてくれることを期待しているのです。

これらのメッセージから、北の将軍様が読み取ったのは、「私が核廃棄へ向けて本当に動き出せば、トランプは、黄金のキャデラックを私にプレゼントしてくれるという約束を守ってくれそうだ」ということです。

Next: 米国の「恫喝」を受け入れた金正恩。しかし米朝会談開催はまだ危うい?



トランプ政権の「無言の恫喝」を受け入れた金正恩

いよいよ追い込まれたかのように見える金正恩の心中は、意外にも晴れやかなようです。

米軍の臨戦態勢へのシフトにも、いつもなら狂犬のように吠えまくる北朝鮮メディアも、まったく反応を示していません。

また、欧米メディアも、金正恩の写真を掲載する際に、満面の笑みをたたえている表情を選んでいるようです。

欧米メディアは、金正恩がトランプ政権の発する「恫喝」を装ったメッセージの真意を理解したと判断したからです。

どうやら、ワシントン流の軍事的脅威を使った「無言の米朝対話」はうまく機能しているようです。

金正恩が米朝首脳会談を受け入れたとは限らない

しかし、金正恩は、5月に予定されている米朝首脳会談を受け入れたわけではありません。

その前に、4月27日の軍事境界線がある板門店で予定されている南北首脳会談で、朝鮮半島の統一についての韓国側の意思を固める必要があるのです。

ソウルの聯合ニュースは、「南北首脳会談の日程について北朝鮮側と合意を見たとき、米朝対話にも言及したことは異例のことだ」と報じています。

BBCも、北朝鮮の国営メディアの「最高指導者の金正恩・朝鮮労働党委員長が初めて公の場で米国との対話に言及した」との報道を引用して、「米政府高官が、北朝鮮が非核化を協議する準備があると約束したと話した」と報じています。

北朝鮮が、ムードだけが先行している米朝首脳会談の前に南北首脳会談を受け入れた意味は、1953年7月27日に署名され規定された朝鮮戦争の休戦協定を「完全なる終戦」に導く意志が米韓にあるかどうかを確認するためです。

朝鮮戦争を終わらせるためには

朝鮮戦争が終戦を迎える条件は、北朝鮮が核廃棄を実行することです。果たして金正恩が核を手放せば、本当に金王朝の存続が担保されるのか確認したいということなのです。

もし、何らかの事態に至って南北首脳会談が決裂すれば、当然、米朝首脳会談への米朝の努力も水泡に帰するでしょう。

そこで、韓国側は、米国ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)の米韓研究所(USKI)を閉鎖すると発表。

理由は、韓国側が6月から韓米研究所の運営予算を支援しないことを決めたためで、これで、ワシントンで唯一の韓半島(朝鮮半島)専門シンクタンクの活動が停止し、彼らが提供している「38North(北朝鮮に関する分析を専門とするウェブサイト)」も閉鎖されるか、仮に、存続したとしても情報の精度は大幅に低下することは必至です。

つまり、韓国は、北朝鮮の核の動向を監視する必要がなくなったことを金正恩に示唆しているのです。

これら一連の動きは、トランプが、韓国から提案された米朝首脳会談を二つ返事で受け入れてから水面下で続けられてきたCIAチャンネルでの米朝交渉の結果です。

ホワイトハウスの閣僚会議は、北朝鮮の反応から機が熟したと見ています。これをもって、ホワイトハウスは、「米朝首脳会談は軌道に乗った」と判断するに至ったようです。

Next: 半島非核化が実現すると、もっとも困るのは日本政府と自民党



半島非核化が実現すると、もっとも困るのは日本政府と自民党

世界は、これから想像もできないほど激変します。

日本は、現政権によって、すべての分野が破壊され、競争力を失ってしまいました。北朝鮮の核開発問題、シリアを巡る中東情勢…すべてにおいて日本は「蚊帳の外」です。

「安倍首相に何かを言うと、ロシアのプーチンと俺のシナリオを、すぐにぶち壊してしまうので、奴が望むとおり、ゴルフ外交でもやってお茶を濁しておけばいい」と軽くあしらわれているのです。

金正恩が、黄金のキャデラックの誘惑に負けて朝鮮半島非核化の実現に踏み出すことになったとき、自民党は慌てふためくでしょう。

米朝首脳会談で、長らく休戦状態に置かれていた朝鮮戦争が終戦を迎え、朝鮮半島の非核化が実現すれば、冷戦時代が完全に終わったことになるので、在韓米軍が韓国を守る根拠を失います

金正恩の核廃棄を歓迎すると同時に、在韓米軍は半島からの撤退を余儀なくされます。

その場合にもっとも困るのは、韓国の軍事利権に群がる韓国の与党政治家と官僚、そして、沖縄になんとかして米軍をつなぎとめておきたい日本の自公両党です。

軍事利権を手放したくない自民党

オバマ政権時代に、米国は「世界の警察の座から降りる」と宣言しており、トランプの朝鮮半島非核化への第一歩は、まさにそれを踏襲した動きです。

日本に点在している在日米軍基地の中で、もっとも高度な通信傍受システムを持っているのは沖縄の在日米軍基地です。その機能だけを残して、日本から撤退したいというのがペンタゴンの本音です。

民主党が政権を取ったとき、岡田克也議員が米軍の協力を得て、非核三原則が順守されているのか調査しました。調査結果では、大方の国民が予想していたとおり、日本には核が持ち込まれていることが判明したのです。

自民党政権は数十年にもわたって非核三原則は守られていると言い続けてきました。なぜなら、自民党は、沖縄在日米軍基地にからむ軍事利権を手放したくないからです。

沖縄の米軍基地には、朝鮮半島有事に備えて、核弾頭搭載可能なミサイル、MIM-14ナイキ・ハーキュリーズの世界最大の核戦闘部隊が設置されています。

出典:Asia-Pacific journal

また、長崎の佐世保港には、原子力空母ジョージ・ワシントンと、それを護衛するフリゲート艦数隻が控えています。もちろん、これらすべては核武装しています。

日本の長期政権と防衛族議員にとって最悪のケースは、金正恩が、あっさり核廃絶協定に署名してしまうことです。

朝鮮半島の非核化が早期に実現してしまうと、在韓米軍の撤退に引き続いて、少なくとも沖縄の核戦力は撤収せざるを得なくなります。在韓米軍と在日米軍の撤退は、現実的な問題となってくるのです。

Next: 日本に「防衛費の倍増」を要求する米国。米朝会談の想定シナリオは



日本に「防衛費の倍増」を要求するトランプ

米国が「世界の警察」の座から降りる代わりに、トランプ政権は、日本海と東シナ海の安全保障は日本の自衛隊の保有戦力でこなせ、と言ってきています。

トランプは、安倍政権に防衛費の倍増を要求しているのです。

これは、「世界の警察」である米国から提供される軍事情報によって、日本の自衛隊が、文字どおり、西側の世界秩序のために「世界の警察犬」になることを意味します。

そうなれば、防衛省の背広組は、世界中から日参する「死の商人」たちとの商談にてんてこ舞いになるでしょう。もちろん、米国の軍産複合体にとって、日本は上得意になるはずです。

だから、ワシントンの軍産複合体利権とネオコンは、朝鮮半島の非核化を実現した後、中国人民解放軍の近代化を牽制しながらも、その台頭を本気になって止めようとしないはずです。

こうしたシナリオは、実は3.11の前から練られていたのです。

後述しますが、ワシントンのグローバル・アジェンダは、朝鮮半島の非核化を機に、東西の資源戦争に新しいパラダイムの地平を見ているのです。

米朝首脳会談での想定問答

北朝鮮が非核化の道を進む場合、その総仕上げとなるのが米朝首脳会談です。米朝首脳会談では、次のような話し合いが行われるものと想定されます。

トランプ:「金正恩・最高指導者が世界の平和に貢献するために、朝鮮半島から核を廃絶しようという決定をされたことは天才的な若き指導者の大英断として後世に語り継がれるでしょう。

さて、核廃棄に向けて、どのロードマップで行きましょうか?

われわれ合衆国は、金正恩・最高指導者が世界の歴史に残る偉業を達成するお手伝いをしたいと考えています」

金正恩:「わが偉大なる北朝鮮の同盟国である中国とロシアの内諾をすでに得ており、核廃棄に向けての努力に傾注することはやぶさかではない」

トランプ:「承知しています。では、どのロードマップで行きましょうか?」

金正恩:「それより、トランプさん、本当に黄金のキャデラックをくれるんでしょうねぇ」

トランプ:「もちろんですとも! 私が政治家ではなく、終生ビジネスマンであることをお忘れになったわけでしないでしょう? 政治家ではないからこそ、私は嘘をつかないで済むのですから」

金正恩:「それなら、我が国の核施設をすべてアメリカさんにあげちゃいます!…と言いたいのですが、北朝鮮には金がないのです」

トランプ:「もちろん、南北統一には莫大な金がかかりますからね。私に良いアイデアがあります」

金正恩:「なになに、私だけにこっそり教えてくださいな」

トランプ:「核の廃棄が進んで、いよいよ南北朝鮮統一の段階にきたとき、日本人拉致被害者を日本に送還することを条件に、安倍政権から10兆円ほど引き出してみてはいかがかな?」…

金正恩:「なーるほど、さすがトランプさんは駆け引き上手ですね。でも、それまで安倍さんは持つのでしょうか?」

トランプ:「知らんけど」

拉致被害者の心情を考えると不謹慎なたとえであることは承知していますが、しかし、これが国際政治の冷酷さなのです。

Next: 非核化は本当には実現するのか? 北朝鮮が迫られた2つの選択肢



米国・北朝鮮・ロシアの3国が得する構図に

以下の動画を作った香港の携帯電話会社のCMプランナーは、さすがによく分かっているようです。

つまり、北朝鮮のウランをはじめとする高純度のレアアースやレアメタルの開発を巡って、米国、北朝鮮、ロシアとも、ウィン・ウィン・ウインの関係が築かれようとしているということなのです。

中国が入っていないのは、このCMプランナーが中国公安に目を付けられたくないだけでなく、この大国には別の目的が与えられているからなのでしょう。

北朝鮮に用意された2つの選択肢

目下のところ、北朝鮮には2つの選択肢が用意されています。

ひとつは、核兵器と核開発施設の段階的廃棄の進捗状況に応じて、徐々に経済制裁を解除していく「段階的・同時解決方式」。

もうひとつは、核関連の処理のすべてを第三者に任せてしまう「一括妥結方式」。

金正恩が、3月26、27日に電撃的に中国を訪問し、習近平から国賓待遇の歓待を受けたとき、中国が提案した「段階的・同時解決方式」に金正恩が同意したと3月28日の新華社電は報じています。

何度も騙されてきた米国は、もちろんこれに反対して「一括妥結方式」を北朝鮮に飲ませたいと考えています。

もし米朝の間で「一括妥結方式」が妥結されれば、北朝鮮国内で重要な核施設を解体してから米国に送り、二度と復元できないまでに完全に粉砕されます。

北朝鮮国内に一部の施設が残されようが、核開発には役に立たないものばかりで、朝鮮半島からは完全に核の脅威は消去されることになります。

Next: 北の核廃止でほくそ笑むのは、米国の軍産複合体とウォール街。なぜ?



北朝鮮の核廃止で狂喜乱舞するのは?

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)は、当初はトランプの「一括妥結方式」に賛成しましたが、中国が「段階的・同時解決方式」を提案すると、こちらのほうがより現実的であると「段階的・同時解決方式」に切り替えたようです。

しかし、先走ってこのように報じているのは西側メディアだけで、中国メディアは、いたって冷静です。

さらに、肝心の北朝鮮の国営メディアは、核廃絶に関してはいっさい報じていません(※原稿執筆時点。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、4月21日、金正恩委員長は核実験と大陸間弾道ミサイルを中止する方針を表明。核保有については堅持しています)。ですから、北朝鮮国民は、米中韓が先走って、核廃絶問題を具体的に進めていることなど知る由もないのです。

トランプが、ネオコンのジョン・ボルトンを安全保障担当の主席大統領補佐官に就けたのは、あくまでも「段階的・同時解決方式」ではなく「一括妥結方式」で決着させたいからです。

ボルトンは「ピョンヤンなど火の海にしてしまえ」と常日頃言っているような過激な男ですから、金正恩にとっては宿敵とも言うべき男です。

トランプが、ボルトンをホワイトハウスに迎えると発表したとたんに、反トランプ・キャンペーンを展開していた米国の主流メディアは急に鳴りを潜めたように大人しくなったことから、米国の宿主が北朝鮮に何を求めているかが如実に分かるのです。

金正恩が「一括妥結方式」を飲んだ場合、喜びを押し殺すようにほくそ笑むのは、米国の軍産複合体であり、その利権を握っているペンタゴンCIAです。

そして、ウォール街などは、あまりのサプライズに狂喜乱舞するかも知れません。

軍産複合体が喜ぶ理由は、米軍が撤退した後の韓国日本が、自力防衛路線を歩むことによって、米国製の近代兵器を大量購入せざるを得なくなるからです。

では、ウォール街が喜ぶのはなぜでしょう?――

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※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2018年4月12日第250号パート2の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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・東西資源戦争の勃発と中国・ロシアの決済送金システムによる脱SWIFTへの動き(4)(4/16)
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あらゆる金融政策は、すでに効果がなくなっている
etc.

・東西資源戦争の勃発と中国・ロシアの決済送金システムによる脱SWIFTへの動き(3)(4/12)
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半島非核化が実現すると、もっとも困るのは日本政府と自民党
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なぜ、ドナルド・トランプは大統領になったのか
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・東西資源戦争の勃発と中国・ロシアの決済送金システムによる脱SWIFTへの動き(2)(4/8)
極東情勢を激変させる3つの節目
例年、ユダヤ暦の新年あたりになるとNYダウは暴落を繰り返してきた
中国人民銀行の総裁が、大暴落に向かう転換点となる「ミンスキー・モーメント」が迫っていると警告
トランプ、周小川、ウォール街が「その時」に備えている
中国に対するトランプの二枚舌外交
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・東西資源戦争の勃発と中国・ロシアの決済送金システムによる脱SWIFTへの動き(1)(4/6)
人民元建ての上海原油先物「SC1809」は、海外のトレーダーの気を引かない
当分の間、オイル人民元はオイルダラーの代替えとはならない
中国は変動相場制を拒み続け、これからも市場介入を続ける
戦争ビジネスモデルの完全破綻と止まらない脱ドル化の流れ
貿易戦争が本格化すれば、日本はスタグフレーションに突入する
中ロにとって垂涎の的の北朝鮮と、孤立化する日本
オスプレイの緊急配備の意味と、トランプの対北朝鮮タカ派の布陣
etc.

3月配信分
・ホワイトハウスと永田町では政治と占星術が交差する(3/31)
・トランプが安倍排除を決めた理由と中国軍の近代化を阻止するドル安政策(3/29)
・2018年 アベマゲドンの恐怖と中央銀行のデジタルゴールド通貨(その4)(3/22)
・2018年 アベマゲドンの恐怖と中央銀行のデジタルゴールド通貨(その3)(3/16)
・2018年 アベマゲドンの恐怖と中央銀行のデジタルゴールド通貨(その2)(3/13)
・2018年 アベマゲドンの恐怖と中央銀行のデジタルゴールド通貨(その1)(3/9)
・ドバイの人工知能政府による統治システムとポストヒューマン「ロボット化計画」(その2)(3/5)
・ドバイの人工知能政府による統治システムとポストヒューマン「ロボット化計画」(その1)(3/2)

2月配信分
・2月のフラッシュ・クラッシュの原因と忍び寄るハイパーインフレの影(2/23)
・国際主義(共産主義)で熱烈なデフレ支持者である国際銀行家の秘密ネットワーク(2/16)
・株式、FX、暗号通貨は、すでにボット(bot)と人工知能(AI)に支配されている(その3)(2/12)
・株式、FX、暗号通貨は、すでにボット(bot)と人工知能(AI)に支配されている(その2)(2/10)
・株式、FX、暗号通貨は、すでにボット(bot)と人工知能(AI)に支配されている(その1)(2/8)
・テザー疑惑がパーフェクトストームを引き起こし、金(ゴールド)の価格を上昇させる(2/1)

1月配信分
・「投機的実行」のコンピュータによってビットコイン→株式市場崩壊が引き起こされる可能性(その3)(1/29)
・「投機的実行」のコンピュータによってビットコイン→株式市場崩壊が引き起こされる可能性(その2)(1/29)
・「投機的実行」のコンピュータによってビットコイン→株式市場崩壊が引き起こされる可能性(その1)(1/25)
・ドル指数、VIX指数がともに変化-暗号通貨から金(ゴールド)へ一部の資金が移動か(1/19)
・国際金融エリートたちが、30年以上前から計画してきた世界電子法貨が姿を現す(その3)(1/15)
・国際金融エリートたちが、30年以上前から計画してきた世界電子法貨が姿を現す(その2)(1/15)
・国際金融エリートたちが、30年以上前から計画してきた世界電子法貨が姿を現す(その1)(1/11)
・暗号通貨の主役交代と量子コンピューティングによって激変する暗号通貨市場(その3)(1/8)
・暗号通貨の主役交代と量子コンピューティングによって激変する暗号通貨市場(その2)(1/7)
・暗号通貨の主役交代と量子コンピューティングによって激変する暗号通貨市場(その1)(1/4)

12月配信分
・世界通貨「ビットコイン」は、NSAが開発した!?(その3)(12/31)
・世界通貨「ビットコイン」は、NSAが開発した!?(その2)(12/31)
・世界通貨「ビットコイン」は、NSAが開発した!?(その1)(12/29)
・ブロックチェーンとジョン・ゴールト(フィリップ・ロスチャイルド)とのつながり(12/21)
・2018年、さようならビットコイン!こんにちはビットコインキャッシュ!(その2)(12/17)
・2018年、さようならビットコイン!こんにちはビットコインキャッシュ!(その1)(12/14)
・「サトシ・ナカモト」の正体と人工知能政府の実現のために開発されたブロックチェーン(その2)(12/9)
・「サトシ・ナカモト」の正体と人工知能政府の実現のために開発されたブロックチェーン(その1)(12/8)

11月配信分
・「ビットコインにはバブルはやってこない?」-人工知能政府の誕生を後押しするウォール街(11/30)
・恐怖のサイン点滅!2018年からは銀行システムの外側に避難すべき!(11/27)
・2018年の激動の年を前に避難先を失った富裕層の資金がビットコインに流入する!?(11/16)
・ドル崩壊のときにビットコインは本物の資産として通用するのか(その2)(11/13)
・号外【ビットコインに激変】(11/13)
・ドル崩壊のときにビットコインは本物の資産として通用するのか(その1)(11/9)
・「超権力」が人工知能を導入する前に各国政府は準備しなければならない(その2)(11/5)
・「超権力」が人工知能を導入する前に各国政府は準備しなければならない(その1)(11/2)

10月配信分
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その4)(10/30)
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その3)(10/27)
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その2)(10/23)
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その1)(10/19)
・中国とロシアは膨大な金(ゴールド)を背景に米ドルを崩壊させる(10/12)
・衆議院総選挙に忍び寄る親ワシントン(グローバリズム)の影(10/5)

9月配信分
・円を金(ゴールド)に替えて中央銀行の通貨システム詐欺の外側に避難する(9/28)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その4)(9/26)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その3)(9/26)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その2)(9/24)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その1)(9/21)
・ロシア最強の暗号通貨「クリプトルーブル」とイーサリアム開発者のICOバブルの警告(9/14)
・脱ドル化本格始動-ユーラシア新通貨システムによる世界秩序(その2)(9/10)
・脱ドル化本格始動-ユーラシア新通貨システムによる世界秩序(その1)(9/7)

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