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日経平均は先週の下げに対する自律反発の流れ【クロージング】

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1日の日経平均は大幅に反発。427.66円高の28091.05円(出来高概算11億4553万株)で取引を終えた。1月29日の米国市場の下落影響から続落で始まったが、寄り付きの27649.07円を安値に先週の大幅な下げに対する自律反発の流れとなった。前場半ばに28000円に迫る上昇をみせ、その後はこう着感が強まっていたが、グローベックスの米株先物が上昇に転じたこともあって後場に入り28000円を回復。その後も高値圏での推移が続き、大引け間際には28100円を回復する場面もみられた。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターではガラス土石、非鉄金属、金属製品、海運、その他製品、倉庫運輸が上昇。半面、食料品、石油石炭、陸運、鉱業、電力ガスが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>が堅調。一方でTDK<6762>、太陽誘電<6976>、日立建<6305>が冴えない。

日経平均は先週の下げに対する自律反発の流れとなった。先週末に割り込んでいた25日線をクリアし節目の28000円を回復している。急落場面での押し目買い意欲の強さが意識されやすところであろうが、225型のインデックス買いの影響が大きいほか、東証1部の出来高は11億株程度にとどまっており、押し目買いが強まったというよりは自律反発の範囲内となろう。グローベックスの米株先物の上昇により週明けの米国市場が反発をみせてくるようであれば、センチメントに影響を与えてくる可能性がありそうだ。

指数インパクトの大きいソフトバンクG、ファーストリテ、エムスリーがいずれも先週末の下落部分を埋めてきたところであり、自律反発の範囲内であろう。5日線レベルでの攻防から上値を抑えられてくるようだと、神経質な相場展開に向かいやすいところである。米国の金融システム不安も警戒視されやすく、ここ数日は需給状況なども見極める必要がありそうだ。


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