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今日の為替市場ポイント:米雇用情勢改善で円買い抑制も

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5日のドル・円は、東京市場では107円82銭から108円35銭まで上昇。欧米市場では、108円64銭から108円10銭まで下落し、108円40銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に108円台で推移か。米雇用情勢の改善を意識して、リスク回避的な円買いは引き続き抑制される可能性がある。

米議会上院は3月6日までに、1.9兆ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を民主党議員の賛成のみで可決した。報道によると、上院の最終案には、所得による違いはあるものの、大半の国民に1400ドルを直接給付するための予算4000億ドルが盛り込まれた。年間所得が7.5万ドルを超える場合は所得に応じて段階的に給付額が削減されるようだ。また、財政が悪化した州政府や地方自治体向けの約3500億ドルの支援も盛り込まれたが、最低賃金を時給15ドルへ引き上げる法案は、上院では除かれた。

市場関係者の間からは「下院で可決された法案内容の一部が修正されたことは想定内」との声が聞かれている。ただし、気候変動や移民など政策に関する民主党の法案を成立させることは難しいとの見方が出ており、「民主党は議会運営で厳しい状況に何度も直面する」との声も聞かれている。

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