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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は大幅に値下がり、世界的な金利上昇に警戒感が強まる流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 110611.58 -3.98%
8日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比4590.65ポイント安(-3.98%)の110611.58で取引を終了した。115202.2から110267.8まで下落した。

横ばいで寄り付いた後は売りに押され、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。この日はほぼ全面安の展開となった。ルラ・ダシルバ元大統領の収賄罪判決をめぐり、最高裁判所は8日、有罪とした下級審の判決を破棄したことが警戒されたもようだ。これにより、ルラ氏の大統領選(2022年)に立候補することが可能となった。また、通貨レアルの急落もブラジル株の売り圧力を強めた。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 50441.07 +0.07%
8日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比35.75ポイント高(+0.07%)の50441.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同18.10ポイント高(+0.12%)の14956.20で取引を終えた。

おおむねプラス圏で推移し、終盤にかけて上げ幅をじりじりと縮小させた。ビジネス景況感指数の改善が好感された。インド商工会議所連合会(FICCI)が実施した最新調査では、直近のビジネス景況感指数は70.9となり、1年前の59から大幅に改善したほか、10年ぶりの高水準を記録した。

【中国本土】上海総合指数 3421.41 -2.30%
週明け8日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比80.57ポイント安(-2.30%)の3421.41ポイントと3日続落した年末以来の安値水準に落ち込んでいる。

世界的な金利上昇に警戒感が強まる流れ。経済活動の正常化を背景に米10年債利回りが高止まりするなか、中国や主要国でも金利は上昇しつつある状況だ。中国で昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)に関しては、翌日物などが再び上昇している。通貨安もマイナス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高(=ドル安)方向に設定したものの、上海外国為替市場では元安が進み、今年1月4日の水準に達している。7日発表された1-2月中国貿易統計の大幅上振れなどを手がかりに買いが先行したものの、指数は中盤からマイナスに転じた。昨年からの上昇が目立っていた銘柄や、高PERのグロース株(成長株)など、割高感が意識された銘柄を中心に売りが広がっている。

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