【戦略2】日経平均株価の戻り売り(吹き値売り?)
これから一週間でG7財務相・中央銀行総裁会議の結果も伊勢志摩サミットの結果も明らかとなってきます。
目下は政策期待もあって下値は堅めですし、実際に政策が出てくれば一旦は噴き上げる場面があるかもしれません。ただ、それが新たな強気トレンドを生み出すわけではないと考え、とりあえず吹いたところがあれば、そこは売りと考えておきたいところです。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
【補足】「NYダウ平均の売り」は継続
なお、前回更新分で取り上げました「NYダウ平均の売り」は継続とします。前回も述べたように、NYダウ平均が17500ドルを明確に割り込むと、そこからは一段安になりやすいものと考えます。
目先は75日線に支えられる可能性もありますが、同線をも下抜けると17000ドル、少し長い目では16500ドルあたりまでの調整もあり得ると考えます。

NYダウ 日足(SBI証券提供)
※ちなみに、小生は2016年の後半以降、米国経済の成長が加速し、あらためてドルの価値が見直される時も訪れるものと考えています。つまり、ここ数カ月はドル/円や日経平均株価がいったん「大底」を付けに行く“少々ガマンを要する時間帯”ということになるものと思われます。
※上記内容はあくまで、執筆者の個人的な見解です。常にストップロスの設定を忘れずに、ポジション管理は厳密に行うように心掛けていただきたいと思います。最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
※本記事は『田嶋智太郎の「金曜に考える!当面の投資ストラテジー」』2016年5月20日号を抜粋・再構成したものです。興味を持たれた方はぜひこの機会に定期購読をお願いいたします。
『田嶋智太郎の「金曜に考える!当面の投資ストラテジー」』(2016年5月20日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による
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これまで20年余り、経済アナリスト・投資ストラテジストとしての活動を続けてきました。自身も一人の投資家であり、株式現物・信用、指数先物、投信(含むETF)、FX、商品現物・先物、CFDまで幅広くカバーしています。そんな自身の経験をもとにファンダメンタルズ、テクニカルの両面から広く金融相場を分析し、その時々に最も有望と思われる投資対象、選定理由、具体的なストラテジーなどを考えて毎週金曜日に公開させていただきます。「果たして、今週は何が飛び出すか?」 楽しみにしていただければ幸いです。