2つのチャートパターンが見える、現在の日経平均
「日経平均は16,900円どころを上抜けると大きな値幅が計測できる」と大和のレポート。現在の日経平均には、2つのチャートパターンが含まれている。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
大きくは、2月・6月を安値とするダブルボトム。その間の高値(4月)である176,000円どころを現在値が抜けると、ダブルボトムの値幅である約2,700円の同幅上げが最小の上値計測値となる。具体的には20,300円どころが計測値となる。
小さく見ると、6月以降に形成しているのが上向き三角保ち合い。16,900円どころに水平な抵抗水準がある。このネックライン(16,900円)どころを現在値が上抜けると、底値からの上昇幅約2,000円の同幅上昇で19,000円どころの上値が計測できる。
まとめると…。現在値が短期の上向き三角保ち合いのネックライン16,900円どころを上抜けると、自動的に中長期のダブルボトムのネックライン176,000円を上抜けることが期待できる。結果的に20,300円の上値が期待できることになる。16,900円抜け後は大きな値幅が計測されよう。
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『「兜町カタリスト」』(2016年9月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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