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ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

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2017年8月9日に行われた、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社2017年度第1四半期連結決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

連結業績ハイライト①

清宮裕晶氏:ソニーフィナンシャルホールディングス清宮でございます。ただいまよりお手元のプレゼンテーション資料に沿って、当社グループの2017年度連結業績についてご説明いたします。

当社グループの連結業績についてご説明いたします。

連結経常収益は、前年同期に比べ11.7パーセント増加し、3,649億円。連結経常利益は、25.5パーセント減少の189億円となりました。

連結業績ハイライト②

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ソニー生命の業績のハイライトをご説明いたします。

経常収益は、市場環境改善の影響を受け、特別勘定において、前年同期は運用損を計上したのに対し、当四半期は運用益を計上したことにより、前年同期に比べ12.3パーセント増加の3,279億円になりました。

経常利益は、32.3パーセント減少の158億円となりました。これは一般勘定におけるその他有価証券に係るヘッジを目的としたデリバティブ取引の損益の悪化や、有価証券売却益の減少によるものです。

ソニー生命の業績(単体)①

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

新契約高は米ドル建保険の販売が好調であったものの、家族収入保険、定期保険などの販売減少により、前年同期に比べ11.4パーセント減少の1兆1,158億円となりました。

新契約年換算保険料は、米ドル建保険の販売が好調であったものの、生前給付保険、養老保険などの販売減少により、21.2パーセント減少の161億円となりました。

ソニー生命の業績(単体)②

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

保有契約高は前年同期末に比べ、4.9パーセント増加の45兆7,000億円となりました。

保有契約年換算保険料は、4.6パーセント増加の8,269億円となり、このうち第三分野は3.6パーセント増加の1,887億円となりました。

ソニー生命の業績(単体)③

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

解約・執行率は前年同期に比べ0.11ポイント低下の1パーセントとなりました。

ソニー生命の業績(単体)④

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

保険料等収入は、保有契約高が増加する一方、一時払い終身保険の販売減少の影響を受け、前年同期横ばいの2,411億円となりました。利息および配当金等収入は、業容拡大による運用資産の増加にともない、8パーセント増加の388億円となりました。

ソニー生命の業績(単体)⑤

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

基礎利益は市場環境の改善により、変額保険の最低保証に係る責任準備金繰入額が減少したことから、前年同期に比べ77.7パーセント増加の、249億円となりました。

経常利益は先のご説明の通りです。

ソニー生命の業績(単体)⑥

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

ライフプランナー在籍数は、前年度末から9名。前年同期末から260名増加し、4,942名となりました。

ソニー生命の業績(単体)⑦

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

前年度末と比較した2017年6月末の一般勘定資産の内訳はご覧の通りです。

ソニー生命の業績(単体)⑧

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

ソルベンシー・マージン比率は、前年度末から51.6ポイント上昇の2,620.4パーセントとなりました。

ソニー損保 業績ハイライト

続きまして、ソニー損保の業績をご説明いたします。

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

ソニー損保の経常収益は、主力の自動車保険で正味収入保険料が増加したことなどにより、前年同期に比べ7.7パーセント増加の、280億円となりました。

経常利益は、有価証券売却益の減少などにより、17.1パーセント減少の、23億円となりました。

ソニー損保の業績①

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

保有契約件数は自動車保険と医療保険の合計で、前年同期末に比べ8.3パーセント増加の、195万件となりました。正味収入保険料は、自動車保険の販売が堅調だったことから、10パーセント増加し、275億円となりました。

ソニー損保の業績②

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

E.I.損害率は、自動車保険の事故率が低位安定していたことにより、前年同期に比べ0.4ポイント低下の58.6パーセントとなりました。

正味事業費率は、事業費全般を適切にコントロールしたことにより、0.3ポイント低下の25.9パーセントとなりました。

この結果、E.I.損害率と正味事業費率を合わせた合算率は、0.7ポイント低下の84.5パーセントとなりました。

ソニー損保の業績③

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

ソルベンシー・マージン比率は、767.6パーセントとなりました。

ソニー銀行 業績ハイライト(連結・単体)

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

続きまして、ソニー銀行の業績をご説明いたします。

ソニー銀行の連結経常収益は、住宅ローン残高の積み上がりにともなう貸出金利息の増加などにより、前年同期に比べ5.3パーセント増加の97億円となりました。

連結経常利益は、営業経費がカードローンに係る広告宣伝費を中心に減少したことなどにより、120.7パーセント増加の17億円となりました。

ソニー銀行単体につきましても、連結同様の要因により、増収増益となりました。

ソニー銀行の業績(単体)①

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

預金残高は、前年度期末に比べ、348億円増加の2兆1,478億円となりました。円預金の残高は、控除数増加の新規資金の獲得と、円安進行による外貨円転の影響などにより、1兆7,943億円となりました。

外貨預金の残高は、円高から円安への移行局面での円転はあったものの、円換算の影響により、3,535億円となりました。

貸出金残高は、住宅ローンの借換需要は落ち着いたものの、着実な積み上げにより、124億円増加の1兆5,520億円となりました。

ソニー銀行の業績(単体)②

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

有価証券残高は、前年度期末に比べ458億円増加し、6,771億円となりました。自己資本比率は、9.37パーセントとなりました。引き続き健全な財務基盤を維持しております。

以上で3社の業績の説明を終わります。

2017年度連結業績予想

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

2017年度連結業績予想は、4月28日に公表した数値から変更しておりません。

ソニー生命のMCEV

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

続きまして、ソニー生命の2017年6月末MCEVおよびESRをご説明いたします。

ソニー生命のMCEVは新契約の獲得や、円金利の上昇などにより、前年度末に比べ372億円増加し、1兆4,782億円となりました。

新契約価値は前四半期3ヶ月に比べ、新契約の減少により、19億円減少し、122億円となりました。

また、新契約マージンは、商品構成の変化などにより、0.7ポイント上昇し、4.6パーセントとなりました。

ソニー生命のESR

ソニーフィナンシャル、経常利益25.5%減 生命保険・損害保険が振るわず

経済価値ベースのリスク量は、市場関連リスクの、リスク係数見直しなどにより、前年度末に比べ392億円減少し、9,413億円となりました。ESRは9ポイント改善し、160パーセントとなりました。

以上で説明を終了します。ありがとうございました。

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