「日経平均株価は123円安の続落 戻り売りに中国株安を嫌気 5日移動平均線が上値抵抗に テクノロジー関連が安い」
きょうの日経平均株価は小幅反落、終値は前日比123円安の2万1,680円。値上がり銘柄は607(28%)に対し値下がりは1442(68%)、変わらずは63(2%)となりました。(『株とまとの「株式投資戦略」』山本伸一)
東京市場は反発して始まるも引け前に下げ拡大。今日の動きまとめ
米国市場は208ドルの反発上昇
昨晩の米国市場は上昇。G20を前に米中当局者が通商合意成立に向けた取り組みを強化しているとの報道を好感した買いを集めています。ダウ平均株価は、前営業日比208.77ドル高の25,289.27ドル。ナスダック総合指数は122.64ポイント高の7,259.03ポイントで取引を終えました。

NYダウ 日足(SBI証券提供)
為替相場では株高ととももにドル下落も一服しています。
日経平均株価は123円安の続落
東京市場は米国株上昇を好感した買いが先行。日経平均株価始値は21,804円の反発スタートとなっています。寄り付き後は、戻り売りで上値は重く、日経平均株価も朝高後は売り直されてマイナスに転じました。後場では前営業日終値近辺まで下げ渋る動き。ただ、中国株安とともに大引け前にかけて下げ幅を広げています。
日経平均株価終値は、123.28円安の21,680.34円。東証1部の売買代金は概算で2兆5593億円。東証1部の売買高は概算で14億2466万株。値上がり銘柄は607(28%)に対し値下がりは1442(68%)、変わらずは63(2%)となりました。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のソフトバンクグループ、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>らが下落。指数を押し下げています。
任天堂、東海カーボン<5301>、東京エレクトロン<8035>、昭和電工<4004>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>などの下げも目立ちました。
売買代金上位では、ファーストリテイリング<9983>、みずほFG<8411>、日本郵政<6178>、KDDI<9433>などが物色されています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位にその他製品、紙パルプ、金属製品、電気機器、石油石炭、ゴム製品、機械、証券商品、電気ガス、非鉄、情報通信などが並びました。
一方、値上がりは鉱業、陸運、保険、水産農林、鉄鋼、食料品、倉庫運輸、小売などとなっています。
個別では、材料性でソースネクスト<4344>、月次好調のベルーナ<9997>などが物色されました。
新興市場では、サンバイオ<4592>、エクストリーム<6033>、イーソル<4420>、JMC<5704>、メドピア<6095>、オークファン<3674>、ウルトラファブリックス<4235>、地域新聞社<2164>などが賑わっています。
『株とまとの「株式投資戦略」』(2018年11月16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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