ニューヨーク・ダウ 調整に入るのか~米国市場分析

ニューヨーク・ダウペンタゴンチャート
先週のレポートではB点に注目した。B点が位置する水準に到達したことから、上値の重たい展開になっていく可能性があると考えたからだ。実際には、B点水準で高値を示現後は値を下げてきている。
次の注目日は3月30日前後である。
A点水準:約16,750ドル
B点水準:約17,625ドル
D点水準:約17,300ドル
今週のポイントはこのまま調整に入るのか否かということである。
あくまでも個人的見解
C点注目したい。先週に通過したC点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わったのか否かがポイントになるからだ。
値動きのポイント
調整に入る動きを見せているが、相場自体は上昇エネルギーの強い相場が続いている。上値の第1メドとして17,750ドル前後を考えておきたい。本格的下落エネルギー相場への転換のポイントは赤丸水準の16,600ドルを終値で割り込むことである。すなわち、16,600ドルを終値で割り込まない限り、上昇エネルギーの強い相場が続くことになる。
現在のシナリオ
堅調な展開が続く可能性がある。ADラインが下値支持線になることも考えられる。また、先週末のローソク足が下ヒゲの長い足になっているからである。上値のメドは赤線表示の17,750ドル前後。
第2シナリオ
調整に入る可能性が出てきた。B点水準で高値を示現後下落に転じている。しかも、C点が位置する時間から下落になっている。そして、時間の逆行が回避されるのであればADラインに向かっていくことが考えられるからだ。
なお、MACDはMACD自体が下落に転じ、売りシグナル点灯寸前となっている。スローストキャスティックスの数値は100%の買われ過ぎ状態から、下落に転じた。
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