日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比+1.76pt(上昇率10.01%)の19.34ptと大幅に上昇した。なお、高値は19.78pt、安値は17.40pt。新型肺炎に対する懸念が残る中、昨日決算が発表されたアドバンテスト<6857>やスクリン<7735>といった注目の半導体銘柄が大きく下落したことで、これまで高まってきた期待が剥落する形で東京市場ではほぼ全面安となった。企業業績への先行き不透明感から日経225先物も一時500円程度下落した。こうした背景から、プットは大きく買い進まれ、日経VIは大きく上昇した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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