■強含み、豪準備銀行総裁が豪ドル高を容認
先週の豪ドル・円は、強含み。ウイルス感染の再拡大を警戒した豪ドル売り・円買いが観測されたが、豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁が「豪ドルの上昇は現時点で問題ない」との見解を示したことが好感された。大手格付け会社ムーディーズ社が債務格付けと見通しを据え置いたことも豪ドル買い材料となった。取引レンジ:72円74銭-74円42銭。
■もみ合いか、早期景気回復への期待が下支え
今週の豪ドル・円は、もみ合いか。金融規制協議会は「豪経済は回復しつつある兆候がみられる」と指摘しており、早期景気回復への期待再燃が豪ドルの下支えとなる。一方、新型コロナウイルス感染第2波への懸念による世界的な株安などは、引き続き圧迫要因となる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2日:5月貿易収支(4月:+88.00億豪ドル)
・3日:5月小売売上高(4月:前月比-17.7%)
予想レンジ:72円00銭-75円00銭
いま読まれてます
記事提供:
元記事を読む