本日のマザーズ先物は続落が予想される。27日の米国市場は、アリゾナやフロリダ州でのウイルス感染ペースが鈍化したほか、製薬会社モデルナが最終段階の治験を開始することを明らかにし、期待感から上昇して寄り付いた。政府の追加財政策への期待やハイテク株も今週の決算を控えて買いが広がり、終日堅調推移となり上昇して取引を終了した。ハイテク通信株の比率の高いナスダックは反発した。本日のマザーズ先物は堅調に推移したナイトセッションや上昇した米国市場の流れに反し続落が予想される。国内では、昨日に時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>の2021年3月期第1四半期業績が発表され、市場予想を下回る数値であったことから、マザーズ先物には売り圧力となることが予想される。また、昨日はメルカリ<4385>など時価総額上位の銘柄を売り、直近IPO銘柄を物色する流れが強く、先物も上値が重い値動きとなった。本日もこの流れが続くとの警戒感から、個人投資家の見送りムードが強まることが予想される。上値のメドは996.0pt、下値のメドは946.0ptとする。
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