■下落、米国金利の先高観後退でポンド買い継続
今週のポンド・円は軟調推移。英国と欧州連合(EU)は、自由貿易協定で合意しないまま離脱移行期間を終える可能性が高まったことから、リスク回避的なポンド売り・米ドル買いが活発となった。この影響でポンドは対円でも下落し、週初の141円台から一時135円台半ばまでポンド安・円高に振れる展開となった。取引レンジ:135円58銭−141円02銭。
■弱含みか、通商協議難航でリスク回避のポンド売りも
来週のポンド・円は弱含みか。英政府の国内市場法案に対し、欧州連合(EU)は9月末までの撤回を要請したが、ジョンソン政権はこれを拒否しており、英国とEUの通商協議は一段の難航が予想される。英中央銀行による早期追加緩和の可能性も残されており、ポンド売り・円買いは継続する可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・16日:8月消費者物価コア指数(7月:前年比+1.8%)
・17日:英中央銀行MPCが金融政策発表(現状維持の予想)
・18日:8月小売売上高:(7月:前月比+3.6%)
予想レンジ:133円00銭−137円00銭
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