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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ブレグジットを巡る不透明感残る

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■弱含み、ECB高官がユーロ高けん制

今週のユーロ・ドルはもみ合い。欧州中央銀行(ECB)理事会に向けての追加緩和期待やユーロ高けん制警戒からユーロ売りが先行した。ECBは9月10日に開いた理事会で金融政策を据え置いたが、警戒されていたユーロ高是正措置には踏み込まかったことから、ユーロ買い・米ドル売りが一時強まる場面があった。取引レンジ:1.1753ドル-1.1917ドル。

■底堅い値動きか、ユーロ高に対する懸念和らぐ

来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は9月10日の理事会で政策金利を据え置いたが、ラガルド総裁がユーロ高を問題視しないとの見解を示した。そのため、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは抑制される可能性がある。15-16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加緩和につながる議論が予想されていることもユーロ相場に対する支援材料になりそうだ。

予想レンジ:1.1750ドル−1.1950ドル

■伸び悩み、ECB高官の発言内容を嫌気

今週のユーロ・円は伸び悩み。米中対立の激化が懸念されたことや、欧州中央銀行(ECB)はユーロ高進行を懸念しているとの思惑が広がり、ユーロ売り・円買いが先行した。ECBはユーロ高に過剰反応する必要なしとの判断を示したことから、ユーロは一時反発したが、米追加財政策導入への期待は後退したことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りは再び縮小した。取引レンジ:124円43銭−126円46銭。

■もみ合いか、ブレグジットを巡る不透明感残る

来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁はユーロ高について問題視していないとの見解を示した。早期追加緩和観測は後退したが、英国と欧州連合(EU)との通商協議の決裂を警戒して、リスク回避的なユーロ売り・円買いが再拡大する可能性は残されている。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・14日:7月鉱工業生産(6月:前月比+9.1%)
・18日:7月経常収支(6月:+207億ユーロ)

予想レンジ:124円00銭−127円00銭


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