■強含み、豪政府の経済対策発表を好感
今週の豪ドル・円は堅調推移。豪準備銀行(中央銀行)理事会では、政策金利(0.25%)の据え置きが決定されたが、「雇用支援につながる追加の緩和措置について引き続き検討」との姿勢は維持された。一方、豪政府が、2020-23年度の4年間で総額980億豪ドルのインフラ投資や減税を柱とする経済対策を発表したことが好感された。取引レンジ:74円95銭-76円52銭。
■もみ合いか、豪中銀総裁講演や9月雇用統計に注目
来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は理事会声明で、3年債利回り低下について「市場は一段の緩和可能性をある程度織り込んでいる」と追加緩和に肯定的な見解を表明しており、ロウ総裁のオンライン講演が注目される。10月15日発表予定の9月失業率が市場予想を下回った場合、豪ドル買い材料になるとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:ロウ豪準備銀行総裁オンライン講演
・15日:9月雇用統計(8月:失業率6.8%、雇用者数増減:+11.10万人)
予想レンジ:74円50銭-77円50銭
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