【CAの危ない副業②】ギャラ飲み
最近よく耳にするようになった「ギャラ飲み」。簡単にいえば、飲み会に参加するだけでギャラがもらえるバイトのことで、テレビで取り上げられ話題になったことで知られるようになった。
もともとは売れないアイドルや女性モデルたちが、男性の経営者や芸能関係者との飲み会の帰りにもらっていたタクシー代が始まりだと言われている。それが一般の女性たちにも浸透してきたのがギャラ飲みだ。
ギャラ飲みの相場は1回で1~2万円と言われている。飲み会が何時間想定かにもよるが、時給にしたら4000~1万円といったところ。これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれだろう。お酒が好きな女性であれば、ただ飲んで楽しく過ごしてお金までもらえるなら満足と思うかもしれない。
しかしギャラ飲みでは、CAブランドが必ずしも高額報酬に繋がらないという。
「ギャラ飲みでは女性モデルやグラビアアイドルがライバルとなります。この芸能人の卵のような女の子たちがギャラ飲みでは人気が高い。男性たちは合コン感覚で来ますから、もしかしたらエッチできるかもと思っている。だからCAよりもグラビアアイドルの方がチヤホヤされますね」(前出・元CA)
以前は友達や知り合いを通してお誘いがあったギャラ飲みだが、最近ではギャラ飲み専用のサイトやアプリも存在。
登録すれば、ギャラ飲みの相手探しから報酬の支払いまで、全てアプリ内で行うことができる。かつては後ろめたさがあったはずのギャラ飲みも、もはや普通のバイトのひとつとなっているようだ。

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【CAの危ない副業③】パパ活
こちらも最近よく聞くようになった言葉である。女性が食事やデートに付き合う対価として、男性から金銭を受け取る行為のことで、かつて流行した『デークラ(デートクラブ)』とほぼ同じだろう。
しかし、先に紹介した2つの副業より一番危険かもしれない。なぜなら、従来のパパ活は食事だけの関係が多かったが、今日では肉体関係を持つことが一般的になりつつあるからだ。
CAの女性たちも最初の入口はそこだったかもしれない。「食事だけなら…」「デートだけなら…」それでだけで数万円の報酬がもらえるなら楽な副業となるだろう。
だが、それが次第にエスカレートしていくのがパパ活の怖さだ。何回か軽いデートを重ねた後、目の前に大金をぶら下げられたら、「一度くらいならまいっか」と思ってしまう女性が多いようだ。それで味を占め、肉体関係を伴うパパ活へと発展してしまう。
「だいたいパパ活の相場は、食事に付き合って5,000~1万円くらい。肉体関係なら1回3~5万円といったところ。現役CAブランドがあれば、2~3倍はもらえるでしょう」(前出・風俗ライター)
パパ活ではCAという肩書が強そうだが、長引く新型コロナウイルスの影響で、少し状況が変わってきているという。
「パパ活市場に流れてくる女の子が多くなりました。供給が増えたからといって、男性側の需要は減っています。なので、相場がガタ落ちしています。だいたい以前の半値といった感じですね」
仕事がなくなり、パパ活を始める女性が増える一方で、コロナ以前のような羽振りの良いパパが減っているというのがどうやら現状のようだ。
現役CAというブランドがあったとしてもそれは同じ。パパ活市場も航空業界と同じように、コロナのあおりを受けているのだ。
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