7月30日、北海道広尾郡大樹町にて民間企業による、観測ロケットの打ち上げ実験が行われた。
ベンチャー企業『インターステラテクノロジズ』によって行われた同実験は、残念ながら成功とはいかなかった。
発射自体は問題なかったものの、それから66秒後にロケットからの信号が途絶。直後、緊急停止が実行され、事前に想定されていた予定高度まで到達しなかったのだ。
宇宙までの到達を狙ったロケットの打ち上げは、民間単独では日本初。
よって国内のみならず、海外でも今回のテストは非常に注目されており、この結果は、文字通り全世界で大々的に報道された。
そんな中「国内メディアと海外メディアで、テスト結果の報じ方が違いすぎる」という話がTwitterで持ちあがった。
Twitterユーザー・ちょいちょい(@ChoiChoiAdv)さんのツイートが、その話題の“起点”である。
日本「打ち上げ失敗」
アメリカ「partial success」 pic.twitter.com/jWSAV5uSxz— ちょいちょい
(@ChoiChoiAdv) 2017年8月1日
毎日新聞の見出しでは「失敗」となっているのに対し、海外メディアEngadgetの方では「partial success(部分的成功)」という表現が使われている。
記事本文自体は、実はどちらも大差ない内容なのだが、受ける印象の差は歴然だろう。
いずれにしても、宇宙といえば全人類にとってのロマンである。
この実験で得られたデータを活かして、インターステラテクノロジズ社には、更なる高性能ロケットの製作に邁進してほしいところだ。
Twitter上での反応
このツイート、すごくRTされてますね。日本語の妥当なタイトルを考えていたのですが「民間ロケット、宇宙へ向け一歩前進」あたりですかね。 https://t.co/NLsnxxhg87
— なつき@SassとBEM1日講座開催 (@Stocker_jp) 2017年8月2日
お国柄の違いなんですかね。挑戦をリスペクトするのかどうか。 https://t.co/3WG9CTtgHr
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) 2017年8月1日
この一部成功、て感覚が、
挑戦し続ける秘訣だと思ってます。
失敗じゃねーか、ダメじゃねーか、て言う人が挑戦者の心を折り、萎縮させます。打ち上げることまでは出来たわけです。じゃあ、此れから何をすれば目標高度に達せるのか?あと一歩なのか、遠いのか?大事なのは其処です。 https://t.co/JQ7vZB0eg6
— はやぶさ (@slow_comet) 2017年8月2日
米国(MA州)は、初等教育で失敗をする事を悪としない事を教える。多分、他の州の多くはそう教えてると思う。失敗は成功の基で、失敗から学ぶ事は凄く多い。この記事比較が良い例だよね~。 https://t.co/JkKzTpPpTr
— Makoto Tanaka (@mack275) 2017年8月1日
アポロ13がsuccessful failure として大々的に喧伝される国だからね。あれに比べれば大抵のものは失敗にはならない https://t.co/ps3Ja26TFi
— がちゃぴん先生 (@kosaki55tea) 2017年8月1日
写真の取り方もアメリキャンのほうが格好いいなぁ( ´_ゝ`) https://t.co/frNq5ttCCt
— 7階のT (@mandamu55) 2017年8月2日
関連:インターステラテクノロジズ株式会社 公式サイト
参照:Engadget/Japan’s first private rocket launch is a partial success
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
記事提供:ViRATES
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