何か活字の間違いではないかと思えるくらい、東京市場上がって来ません。どう見たって、今日の日経平均は400円高して良いはずですが、それが何としたことか。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
きょうの日経平均株価終値は反発、前日比216円高の2万773円
涙が出て来る
何か活字の間違いではないかと思えるくらい、東京市場上がって来ません。
昨日のニューヨーク市場はFOMCを受けて急伸。ダウ平均は2万5,000ドルの大台を回復しました。この水準は昨年12月4日の水準です。
12月4日と言えば、日経平均2万2,000円台です。どう見たって、今日の日経平均は400円高して良いはずですが、何としたことか。
- 大引けは、216円高の2万773円
- トピックスは、16.73ポイント高の1,567.49ポイント
- 出来高は、概算13億6千万株
で、1月の相場を終えました。

日経平均株価終値 日足(SBI証券提供)
いつか「日本のひとり勝ち相場」がやってくる
世界的に見れば米国だけが強くて、日独仏などはあんまり上がっていません。中国などは論外ですから、そう考えれば米国のひとり勝ち相場です。
しかし、世界の投資資金というものは一所にいつまでも留まっているものではなく、必ず割安のものに資金が移動して来ます。
その時こそ日本のひとり勝ち相場が生まれるのでしょう。
2月の日経平均変動レンジ
さて、日経平均の月足は2ヶ月ぶりの陽線で、12月末に比べて円高という型で終わりました。これを受けまして、2月の相場展望です。
まず、2月の日経平均の変動レンジは、以下が計算されます。
上限:2万1,680円
下限:1万9,900円
私の相場観測法波動を見ますと、日経平均は上がるための絶対条件である波動の上値抵抗線をまだ抜けておりません。その絶対に抜かなければならない株価は、2万960円です。
そしてもっと大切なことは、大きく下げた12月の寄付き2万2,574円、これを抜かないことには、どこまで上がろうともしょせんは戻りです。
まだまだ長い道のりですが、目先はあくまでも13週移動平均線、今日現在は2万1,022円。そして26週線、本日は2万1,890円。これを限りなく目指す動きになるはずです。
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