本日のマザーズ先物は、米国株など外部環境の落ち着きを背景に買い戻しが先行しそうだ。前日の米国市場は、朝方こそ中東地政学リスク懸念した売りが続き、NYダウは一時100ドル超下落する場面があったが、市場予想を上回る米経済指標を背景に買い戻しの動きが強まると、マザーズ先物もナイトセッションの後半から買い戻され、873.0ptまで値を上げて高値引けとなった。本日の日中取引においても、この流れを引き継いで買い戻しの動きが継続すると想定される。特に、昨日下落が目立った指数寄与度の高いそーせい<4565>やメルカリ<4385>といった時価総額上位銘柄が買い戻されれば、マザーズ先物の一層の上昇に寄与しよう。ただ、中東情勢が緊迫化するなか、今後の米国とイランの動向次第では、再びリスク回避の動きが強まることが想定されるだけに、市場では「両国の報復行動に関する報道などを見極める必要があり、積極的に買い上がる雰囲気にない」との声が多い。このため、買い戻しが一巡したあとは、次第に模様眺めムードが広がりそうだ。上値のメドは880.0pt、下値のメドは865.0ptとする。
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