NY外為市場では株式相場の反発に連れ、リスク回避の動きも一段落した。米国相場も伸び悩み。米10年債利回りはいったん下げ止まり0.98%前後で推移した。ドル・円は107円台前半でのもみ合いを継続。ユーロ・円は119円00銭付近から119円60銭まで上昇した。ユーロ・ドルも欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測に反落し、1.1120ドル前後で戻りの鈍い展開となった。
米大統領選の民主党候補指名争いで、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」が3日全米各地で実施され、より穏健とされるバイデン氏が予想外に健闘し9州で勝利確実とし、反ビジンネス、社会主義派で米国のアイデンテティーを根本から覆す可能性のあるサンダース氏の攻勢を抑えたため、投資家間の不安が後退。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げに続いて、カナダ中銀も予想以上に積極的な利下げに踏み切ったため、世界の中銀、当局による景気刺激策
への期待がひろがり、投資家心理が改善した。ダウ平均株価は600ドル超高で推移した。
いま読まれてます
記事提供:
元記事を読む