16日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円15銭から106円47銭まで上昇して引けた。
米連邦準備制度理事会(FRB)による大規模緩和の発表や米国の3月NY連銀製造業景気指数がマイナス成長に落ち込んだためドル売り優勢で始まった。その後、新型肺炎を巡る米国政府の会見での財政支援策の発表を期待するドル買いが再燃。
ユーロ・ドルは、1.1201ドルから1.1094ドルまで下落して引けた。
イタリアやスペインが全土封鎖を発表するなど、域内経済の一段の悪化懸念がユーロ売り圧力となった。
ユーロ・円は117円15銭まで下落後、118円63銭まで上昇。リスク回避の円買いが加速した。
ポンド・ドルは1.2342ドルから1.2202ドルまで下落。
ドル・スイスは0.9416フランから0.9499フランまで上昇した。スイス国立銀行によるフラン高是正介入への警戒感にフラン売りが優勢となった。
[経済指標]
・米・3月NY連銀製造業景気指数:‐21.5(予想:5.1、2月:12.9)
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