本日のマザーズ先物は、新規の手掛かり材料に乏しいなか、模様眺め気分が強まりそうだ。前週末の欧米市場は、聖金曜日で休場だったほか、為替市場でも1ドル=108円台前半で大きな動きがないことなどから、明確な方向感は出にくいと見込まれる。また、国内では新型コロナウイルスの感染拡大に収束する兆候はなく、市場では「日本株を積極的に買える状況ではない」との指摘が聞かれる。また、前週末に決算を発表した安川電も印象が悪く、「国内企業の業績に対する警戒感を高めかねない」と声もある。一方、前週のマザーズ市場では、直近IPO銘柄にストップ高を演じる銘柄が増えるなど、個人投資家のセンチメントは改善しつつある。このため、好悪材料が入り混じるなかで、日経平均の戻りがにぶければ、マザーズ市場にも目先の利益を確保する動きにつながりそうで、警戒されそうだ。上値のメドは650.0pt、下値のメドは640.0ptとする。
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