(16時40分現在)
S&P500先物 2,936.88(+8.38)
ナスダック100先物 9,257.50(+39.25)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。欧州株高も波及するとみられ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。
8日の主要3指数は強含み。前日終値から1%を超える上げ幅となり、ダウは455ドル高の24000ドル台で取引を終えた。新型コロナウイルスの発生源をめぐる米中対立は回避されるとの思惑から、リスク許容度が高まった。また、焦点の4月雇用統計はリーマンショック時を上回る記録的な悪化が示されたものの、想定内の内容に。複数の州がロックダウン解除を段階的に進めるなか、底打ち期待もあって株買いが強まった。
週明け11日も底堅い値動きとなりそうだ。引き続き経済活動の正常化に向けた動きが好感され、これまで売り込まれたサービス関連への買いが期待される。ただ、今晩は重要イベントが予定されておらず、雇用統計が改めて材料視される可能性もある。8日の発表直後には想定内となったことで安心感が広がったが、記録的な悪化を考えれば急回復は見込みにくい。特に、雇用が不安定化したことで個人消費の持ち直しは遅れがちとの見方が広がり、買いは慎重とみる。
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