今日の相場を見て感じたことは、NYよりも東京の方が、株価が先行しているということでございます。日経平均、ドスンと来るなら明日が1番危ない。注目されます。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
きょうの日経平均株価は7日ぶり反落、前日比87円安の2万3,091円
NASDAQは史上最高値。まだ上はあるのか?
昨日6月8日のNYダウは、461ドル高と大幅続伸。ナスダックは史上最高値を更新しました。
コロナによる経済の落ち込みなどは、もう終わってしまったかのようです。
昨日、世銀は経済成長率を、世界で「-5.2%」。アメリカ・日本は「-6.1%」。ユーロ圏は「-9.1%」と下方修正いたしました。
くさい物にフタをして、上ばかりを目指している株式市場。どうやら、それも限界に近づいてきたようです。
日経平均は、87円安の2万3,091円
TOPIXは、2.29ポイント安の1,628.43ポイント
出来高は、概算15億2千万株
で終わりました。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
余程、押し目買いという機運が強いのでしょう。これだけ強い引け味を見せられますと、下げても大げさなものは無いと考えている投資家が増えてきているのではないでしょうか。
安易な押し目買いは危険
しかし、相場とは逆も真なりです。3月の大暴落の裏返しが、ここ10日間の動きです。今度、調整に入ってくれば最後の10日間が、今回とまったく逆の急落相場であるということも考えられるわけです。
安易に押し目買いと考えない方が良いのではないでしょうか。
次に控える日柄の変化日は「6月17日」。その次は「6月末」。そして「7月中旬」と続きます。
今日の相場を見て感じたことは、NYよりも東京の方が、株価が先行しているということでございます。
日経平均、ドスンと来るなら明日が1番危ない。注目されます。
では、ご健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2020年6月9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。