21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円65銭から106円07銭まで上昇して105円80銭で引けた。米7月中古住宅販売件数が前月比から過去最大の伸びを記録、住宅市場のピーク2006年12月以来で最高となったほか、8月マークイット製造業PMI速報値は昨年1月来で最高となるなど、良好な経済指標を受けて見通しが改善し、ドルは下げ渋った。
ユーロ・ドルは、1.1754ドルまで下落後、1.1799ドルまで戻して引けた。ドイツやフランスのさえないPMIやEUのバルニエ首席交渉官が「英国とブレグジットを巡る通商交渉で合意する可能性は低い」と悲観的な見解を示したたため、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、124円44銭まで下落後、124円90銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3116ドルから1.3059ドルまで下落した。英国と欧州連合(EU)の通商交渉膠着を警戒してポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9140フランまで買われたが、取引終了時点にかけて0.9112フランまで反落。
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