6日のニューヨーク外為市場でドル・円は105円70銭まで上昇後、105円50銭まで下落して引けた。
米追加経済救済策への期待感に債券利回り上昇に伴うドル買いが優勢となったが、貿易赤字が14年ぶり最大に拡大、また、8月JOLT求人件数が予想下回ったほかパウエルFRB議長が追加財政支援が欠けた場合の深刻なリセッションを警告しドル買いが後退。さらに、追加経済救済策を巡り、民主党ペロシ下院議長の譲歩や協力が得られない中、選挙後まで交渉を中断するよう大統領が共和党議員に指示したとことが伝えられると期待感が後退しリスク回避の円買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1808ドルまで上昇後、1.1736ドルまで下落して引けた。フランスの国立統計経済研究所は第4四半期国内総生産(GDP)成長見通しを引き下げ、パンデミックの拡大で、規制がさらに強化されると、マイナス成長に落ち込む可能性も警告したことが警戒されユーロ売りが加速した。
ユーロ・円は124円73銭まで上昇後、123円86銭へ下落。
ポンド・ドルは1.2986ドルから1.2890ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9133フランから0.9180フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・8月貿易収支:-671億ドル(予想:-662億ドル、7月:-634億ドル←-636億ドル)
・米・8月JOLT求人件数:649.3万件(予想:650.0万件、7月:669.7万件←661.8万件)
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