施光恒 記事一覧
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2017年流行語大賞「忖度(そんたく)」に思うこと。伝統の意義と謙虚さ=施光恒
権力者の意を汲み取るという悪い印象の言葉になってしまった「忖度」。でも本来は「思いやり」など、日本人が伝統的に大切にしてきた道徳と関係が深い言葉です。
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国民経済が第一。あなたは本物のエコノミスト「下村治」を知っているか?=施光恒
昭和を代表する大蔵官僚・エコノミストの下村治の言葉はいいですね。30年前に書かれたものですが、最近の多くのエコノミストには欠けている力強さがあります。
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北朝鮮の脅威に無策の僕たち~「シャバ僧」過ぎるぜ!ニッポン=施光恒
最近の北朝鮮の弾道ミサイルに対する日本政府の対応は、まさに「シャバ僧(意気地なし)」だと感じます。国民の命を何が何でも守る!という気概に欠けています。
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黄門様はどこに消えた?悪代官と越後屋が癒着する現代日本「悪の構造」=施光恒
水戸黄門をはじめ時代劇の悪役でよく見られる、悪徳商人と癒着する役人。その構図は現代の日本でもはびこっていますが、世間は鈍感になり、問題視しなくなっています。
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海外カジノ業者と国内パチンコ大手のタッグに「毟りとられる」日本人=施光恒
「安倍政権はカジノ解禁によって相対的にパチンコ業界が不利になるようにしている。安倍政権のカジノ解禁を支持すべきだ」残念ながらこの見解は、過度に楽観的で的外れです。
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国民が知らぬ間に…なぜ日本国はTPP拙速審議で「自殺」するのか?=施光恒
TPPの本質は、グローバルな投資家や企業が儲けやすい世界を各国庶民の犠牲の上に作り出すことです。TPPが招く「望ましくない結果」のうち代表的なものを3つ紹介しましょう。
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「観光立国日本」の危うさ~爆買い中国人が銀座を見捨てた真の理由=施光恒
外国人観光客頼みの成長戦略は、外国の思惑に左右されやすく不安定です。日本国民一般の幸福に資するかどうかの観点からも、本当に望ましいのか非常に疑わしい経済政策です。
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英語とプログラミングの罠~ビジネスマンの世間知らずが日本を滅ぼす=施光恒
小学校の英語教科化やプログラミング教育導入。しかし「○○という社会的要請があるため××の改革を行わなければならない」の社会的要請とは、ほぼ例外なく財界の要求です。
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グローバル化のもたらす堕落~パナマ文書とタックスヘイブン=施光恒・九州大学准教授
「パナマ文書」に関する報道を耳にして感じるのは、グローバル化が進むと、世界はどんどん不平等になり、また倫理的でもなくなってしまうのではないかということです。
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「悔しさ」を感じない戦後日本=施光恒・九州大学准教授
日本ではTPPや米国政治に対する懸念は大きな声とはなりません。戦後日本は国際関係の場において「悔しさ」という感情を過度に抑圧し意識しないようにしているようです。
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上級国民のための安倍政治、上級国民のためのTPP=九州大学准教授・施光恒
TPPに関する議論は出尽くしたとして見送られた臨時国会。だが議論の土台となる暫定案文のうち日本語訳されたのはわずか97ページ。英語が読めない一般国民は黙っとけ?