週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~ 記事一覧
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なぜ給料は上がらない? 安倍政権が主張する「雇用改善」の嘘と本当=三橋貴明
日本は相変わらずデフレだが、雇用は確かに改善している。これはなぜか?そのカラクリを理解すればアベノミクスが成功していないこともはっきりとわかるだろう。
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今の日本はバブル期よりも好景気?「そんなわけはない」これだけの証拠=三橋貴明
2017年7月の有効求人倍率が1.52倍となったが、これは何とバブル期をも上回っている。日本はバブル期よりも景気がいいのだろうか。そんなはずがないのである。
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GDPの基準改定が証明した「経済学者のウソ」と日本再成長への道=三橋貴明
経済学者は「労働投入量や資本投入量を増やす構造改革で潜在成長率が高まる」と主張するが、日本の潜在成長率が低迷しているのは単にデフレでGDP成長率が高まらないためだ。
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グローバリズムに勝利したアメリカ民主主義。日本はどうだ?=三橋貴明
アメリカの労働者階級はトランプに票を投じることで、民主主義に基づき「史上最大の逆転劇」を演出して見せたのです。グローバリズムと民主主義は、基本的には敵対します。
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なぜ日本人は東京圏に住むと子供を産まなくなるのか=三橋貴明
日本の少子化を引き起こしているのは、結婚した夫婦が子供を作らないことではなく、婚姻率の低下である。その原因は主に二つ「実質賃金の下落」と「東京一極集中」だ。
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安倍さんと黒田さんに教えたい「二つの貧困」の原因と対策=三橋貴明
この世界には二種類の「貧困」がある。ここでいう貧困とは、人々が「モノやサービスを入手することができない」という定義になるが、いずれにせよ政権担当者は失格である。
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デフレの国・日本における「マイナス金利政策」の盲点=三橋貴明
マイナス金利の狙いは日銀当座預金をマイナスにして銀行から民間への貸し出しを増やすことだ。だがどれだけ安い金利を提示されても、資金需要がない民間はお金を借りない。
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デフレの原因は人口減少ではない~人口変動とインフレ率の真実=三橋貴明
なぜ日本はデフレに突入したのだろうか。人口が減っているのは別に日本だけではない。日本の人口減少ペースは、世界の人口減少国と比べて、別に速いわけでも何でもない。
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田中角栄も陥ったジレンマ。中国経済に立ちはだかる「投資の壁」=三橋貴明
作家の三橋貴明氏は、いま中国は強引な経済成長による供給過多に起因する「投資の壁」に直面していると言います。需要と供給のジレンマ、日本との共通点と違いとは?
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中国の統計はウソだらけ?鉄道貨物輸送量とGDP成長率のありえない関係=三橋貴明
中国国家統計局が7月に発表したデータによると中国の2015年4~6月期のGDPは前年同期比で7.0%増。一部報道によると第3四半期も同程度を維持するのではないかと言われています。しかし、中小企業診断士で作家の三橋貴明さん
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行き着く先は餓死か……「農業」が商業化することで揺らぐ日本の食料安全保障
改正農協法、改正農業委員会法、改正農地法が8月28日の参院本会議で可決、成立。着々と農業改革が進んでいます。そんな中、中小企業診断士であり作家の三橋貴明さんがあるべき農業の形について話しています。 農業の商業化を推し進め
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人口増加=経済成長は思い込み!経済成長の「真実」に人口は関係ない
国の経済が成長するかどうかを見極める時の重要な指標となるのは人口の推移であるという話はよく聞きます。確かに人口が増えることで、あらゆる需要が増えそうだということは想像しやすいでしょう。しかし、中小企業診断士であり作家の三
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そもそもギリシャはどうすれば破綻しなかったのか?三橋貴明が解説!
7月23日、EUから金融支援と引き換えに求められていた条件である、財政改革法案の第2弾を賛成多数で可決しました。もちろん、これで一件落着ということではありませんが、これにより、EU側との新たな支援交渉が本格化するとみられ
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ギリシャは「働かない」「公務員だらけ」は間違い!破綻が必然だと言える理由とは
未だ予断を許さない状況にあるギリシャ。このまま緊縮案を受け入れられず、ユーロ離脱となるのか?それとも債務減免されるのか、連日ニュースから目が離せません。ところで、そもそもギリシャはどうして破綻しかけているのでしょうか。中
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グローバル株主資本主義が進むとその国は退化する?
日本株が好調に推移し、2000年のITバブルの天井を超えました。この株高には外国人投資家が大きく影響していると言われています。この状況が続くことに警鐘を鳴らすのが、中小企業診断士であり作家の三橋貴明さん。グローバル株主資
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プライマリーバランスが赤字であっても財政再建は達成できる!
現在、政府は、2020年度までにプライマリーバランスを黒字化するため、6月中にまとめる財政健全化計画について議論しています。ところで、プライマリーバランスとはどんなものなのでしょうか。何となく「プライマリーバランスが黒字
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トマ・ピケティが証明した資本主義のメリット!格差の緩和には民主的な選挙が鍵を握る
民主主義は資本主義の安定化装置である。 などと書いても、ピンと来ない読者が多いと思うが、実際に民主主義は資本主義の安定化装置である。 「21世紀の資本」のトマ・ピケティの功績の一つは、資本主義においては、基本的には「r>
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経済を強化する方法は基本的に投資しかない!4つの投資方法をリスクと期間別に解説
経済の三要素「モノ」「ヒト」「技術」を強化する、つまりは生産性を高める方法は、基本的にはひとつしかない。すなわち「投資」である。 具体的には、「モノ」の強化のために設備投資、公共投資、「ヒト」の強化のために人材投資(ヒト