昨日2月15日(月)の日本市場 振り返り
日経平均株価:30,084 +564(+1.91%)
TOPIX:1,953.94 +20.06(+1.04%)
マザーズ:1,314.30 +2.73(+0.21%)
2月15日(月)日本のマーケットは日経平均株価が大幅に反発しました。
終値で30,084円、1990年8月2日以来約30年半ぶりとなる大台の30,000円を超えた歴史的な1日でした。国内の企業決算が一巡し、好業績を背景に景気回復が改めて意識されました。
中央銀行による大規模な金融緩和が継続する中、米国の経済対策からさらなる景気回復に向かうのではとの期待が投資家心理をリスクオンに向かわせました。
それに加え、新型コロナウイルスのワクチン普及や新規感染者数の減少を背景に経済正常化が進むとの見方も買いにつながっているようです。
冒頭でも解説しましたが、厚生労働省は14日に米ファイザーの新型コロナワクチンの製造販売を特例承認しました。17日にも摂取が開始されるとのことです。世界各国でワクチンの普及が本格的に進むことで、経済活動が正常化に向かうことから期待した買いが優勢となりました。
合わせて2020年4~12月期決算が一巡し、想定より良い業績と、追加経済対策により今後も企業業績が回復に向かうとのシナリオからリスクをとる姿勢が鮮明になり相場上昇を加速させました。
寄り付き前に発表された、2020年10~12月期GDPは前期比年率12.7%増と市場予想9.5%を上回りました。東証1部の売買代金は2兆6,038億円でした。
直近の日米主要指数の推移
<日経平均>
1.25 28,822+190(+0.67%)
1.26 28,546-276(-0.96%)
1.27 28,635+89(+0.31%)
1.28 28,197-437(-1.53%)
1.29 27,663-534(-1.89%)
2.1 28,091+427(+1.55%)
2.2 28,362+271(+0.97%)
2.3 28,646+284(+1.00%)
2.4 28,341-304(-1.06%)
2.5 28,779+437(+1.54%)
2.8 29,388+609(+2.12%)
2.9 29,505+117(+0.40%)
2.10 29,562+57(+0.19%)
2.11 休場
2.12 29,520-42(-0.14%)
2.15 30,084+564(+1.91%)
<TOPIX>
1.25 1862.00+5.36(+0.29%)
1.26 1848.00-14.00(-0.75%)
1.27 1860.07+12.07(+0.65%)
1.28 1838.85-21.22(-1.14%)
1.29 1808.78-30.07(-1.64%)
2.1 1829.84+21.06(+1.16%)
2.2 1847.02+17.18(+0.94%)
2.3 1871.09+24.07(+1.30%)
2.4 1865.12-5.97(-0.32%)
2.5 1890.95+25.83(+1.38%)
2.8 1923.95+33.00(+1.75%)
2.9 1925.54+1.59(+0.08%)
2.10 1930.82+5.28(+0.27%)
2.11 休場
2.12 1933.88+3.06(+0.16%)
2.15 1953.94+20.06(+1.04%)
<マザーズ>
1.25 1301.12+9.01(+0.70%)
1.26 1270.50-30.62(-2.35%)
1.27 1275.83+5.33(+0.42%)
1.28 1233.26-42.57(-3.34%)
1.29 1208.96-24.30(-1.97%)
2.1 1234.34+25.38(+2.10%)
2.2 1253.48+19.14(+1.55%)
2.3 1258.96+5.48(+0.44%)
2.4 1262.30+3.34(+0.27%)
2.5 1261.72-0.58(-0.05%)
2.8 1267.32+5.60(+0.44%)
2.9 1264.46-2.86(-0.23%)
2.10 1289.98+25.52(+2.02%)
2.12 1311.57+21.59(+1.67%)
2.15 1314.30+2.73(+0.21%)
<米ダウ>
1.22 30,996-179(-0.57%)
1.25 30,960-36(-0.12%)
1.26 30,937-22(-0.07%)
1.27 30,303-633(-2.05%)
1.28 30,603+300(+0.99%)
1.29 29,982-620(-2.03%)
2.1 30,211+229(+0.76%)
2.2 30,687+475(+1.57%)
2.3 30,723+36(+0.12%)
2.4 31,055+332(+1.08%)
2.5 31,122+66(+0.21%)
2.8 31,385+237(+0.76%)
2.9 31,375-9(-0.03%)
2.10 31,437+61(+0.20%)
2.11 31430-7(-0.02%)
2.12 31,457+26(+0.08%)
2.15 休場
<ナスダック>
1.22 13,543+12(+0.09%)
1.25 13,635+92(+0.69%)
1.26 13,626-9(-0.07%)
1.27 13,270-355(-2.61%)
1.28 13,337+66(+0.50%)
1.29 13,070-266(-2.00%)
2.1 13,403+332(+2.55%)
2.2 13,612+209(+1.56%)
2.3 13,610-2(-0.02%)
2.4 13,777+167(+1.23%)
2.5 13,856+78(+0.57%)
2.8 13,987+131(+0.95%)
2.9 14,007+20(+0.14%)
2.10 13,972-35(-0.25%)
2.11 14,025+53(+0.38%)
2.12 14,095+69(+0.50%)
2.15 休場
<S&P500>
1.22 3841.47-11.60(-0.30%)
1.25 3856.14+14.67(+0.38%)
1.26 3850.30-5.06(-0.13%)
1.27 3753.20-96.42(-2.50%)
1.28 3784.72+33.95(+0.91%)
1.29 3714.24-73.14(-1.93%)
2.1 3772.50+58.26(+1.57%)
2.2 3824.80+50.94(+1.35%)
2.3 3830.70+4.39(+0.11%)
2.4 3871.11+40.94(+1.07%)
2.5 3886.83+15.09(+0.39%)
2.8 3915.60+28.77(+0.74%)
2.9 3912.60-2.99(-0.08%)
2.10 3909.88-1.35(-0.03%)
2.11 3918.30+8.42(+0.22%)
2.12 3934.83+18.45(+0.47%)
2.15 休場
NY市場について
米国はプレジデンツ・デーで祝日のため休場でした。
今週の主な予定
2月15日(月)
・日本 10~12月期の国内総生産GDP速報値 8:50
・日本 鉱工業生産 13:30
・日本決算 リクルートHD、キリンHD、エーバランス
・米国 休場(プレジデンツ・デー)
2月16日(火)
・日本決算 ブリヂストン
・欧州 GDP 19:00
・米国 NY連銀製造業景気指数 22:30
2月17日(水)
・日本 機械受注 8:50
・米国 MBA住宅ローン申請指数 21:00
・米国 小売売上高 22:30
・米国 生産者物価指数 22:30
・米国 鉱工業生産 23:15
・米国 FOMC議事録 4:00
2月18日(木)
・日本 アクシージアIPO
・米国 住宅着工件数 22:30
・米国 新規失業保険申請件数 22:30
2月19日(金)
・日本 WACUL IPO
・米国 製造業PMI 23:45
・米国 中古住宅販売件数 24:00
今週(2/15~)のマーケットについて(※編注:原稿執筆時点2月15日)
日本企業の決算発表も山場を越え、先週までにある程度出揃いましたので、今週は日経平均も30,000円の大台を試しに来る展開になりそうです。
国内でも欧米に比べ2ヶ月遅れではありますが、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる見通しです。企業決算の好調な内容から景気回復が改めて意識され、ワクチン普及による経済正常化に向けて株式市場も一段高の展開になると思います。
マザーズは、週末に控えたIPO 2銘柄に合わせた換金売りも想定される為、週初は利食いが先行し後半にかけて上げてくるイメージを持っております。
アクシージア、WACULの初値、上場後の動きには注目をして見ていきたいと考えております。
本日(2/16)の日本市場について
5:40現在、日経平均CFDは30,283+199で推移しております。
NY株式市場は休場でしたが、欧州株高も追い風になり日本株も急進しております。昨日に歴史的高値である30,000円を回復した日経平均株価ですが、さらに上値が軽くなっているように感じます。ただ、このような時ほど高値追いはしない方が良いと思います。
2月に入りまだ10営業日ですが、その間日経平均株価は2,420円上昇しております。一旦のスピード調整は必要なところなので、冷静に投資戦略を立てましょう。
マザーズは本日もIPOへの換金売りに押されると思います。ただ昨年高値ブレイクのシナリオはそのままなので、押し目買いに徹することが得策かもしれません。