ナスダック 下げ止まりから横ばいに推移〜米国市場分析

ナスダック ペンタゴンチャート
先週のレポートでは、ACラインに注目した。ACラインが下値支持線になるのであれば、下げ止まりから落ち着いた動きになっていくことが期待されたからだ。実際にはACラインを維持し、下げ止まりから横這いになっている。
次の注目日は5月24日前後である。
今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きになっていくのか否かということである。
あくまでも個人的見解
ACDラインに注目したい。下値支持線ACDラインを維持することが出来れば、その右肩上がりのラインに沿って底堅い動きが期待できるからだ。逆に言えば、割り込むと下値不安が広がる可能性が出てくる。
値動きのポイント
基本的には上昇エネルギーの強い相場が続いている。上値のメドは4900ポイント前後を考えたい。下落エネルギーへの転換のポイントは赤丸水準の4590ポイントを終値で割り込むことである。
現在のシナリオ
底堅い動きになっていく可能性は残っている。上述したように、下値支持線ACDラインを維持している。しかも、ACDラインの手前で下ヒゲの長いローソク足を示現後、陽線が出現して先週末の取引を終えている。上値抵抗線BCラインも超えて来ているからである。
第2シナリオ
上値の重たい展開が鮮明になっていく可能性も払拭できない。週明けにC点が位置する変化日を迎えるからである。また、下値支持線ACDラインを割り込んでしまうと弱気が広がる可能性があるからだ。
なお、MACDは下落トレンドが続いているのだが、ほぼ横這いとなり、買いシグナルが点灯する可能性も出てきた。スローストキャスティックスの数値はひと桁の売られ過ぎ状態で横這いが続いている。
『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2016年5月22日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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