今回は書籍『超右脳記憶法』(KKロングセラーズ)をご紹介します。すぐに練習できるメソッドと成功事例がたくさん紹介されていて、仕事にも役立ちそうです。(『投資コンフィデンシャル・レポート』)
仕事もアイデアも右脳ではなく記憶! 記憶術を優しく学べる良書

『超右脳記憶法』
著:七田 眞/刊:KKロングセラーズ
私が読んで気になった箇所まとめ
南方熊楠は、小学校に入ったばかりの頃、超人的な記憶力を持っていて、近くの家に行き、その家の本棚にあった『和漢三才図会』(105巻)を1冊ずつ記憶して帰り、書き写したとのこと。
九州のある高校生が最福寺という真言宗のお寺に通って、真言密教の行に熱心に参加しました。そして大学入試を受けたとき、ノートに書いたページがそのまま頭に出てきて、楽に答案が書けるという体験をしました。
右脳記憶を育てた生徒たちがいて、彼らは共通して、「何か思い出そうとすると、頭の中に映像が記憶が出てくる」といいます。
右脳記憶はこのように、記憶が映像として見えてくるのです。そしてそれは、右脳のイメージ性の記憶で、トレーニングすれば誰にでも育てることができる記憶の能力です。
ロシアの国立超能力センターで、ヨガによる直感記憶法の訓練が行われています。学生たちは、直感記憶法で日本の大学で2年間かかる学習内容を、4週間でマスターしてしまうということです。
短い言葉の大量繰り返し暗示は海馬の超記憶になる。
現代でもユダヤ人やインド人は、記憶がとても大切な学習法としている。彼らは記憶が、学術や仕事の上での成功の最も重要な要因であることを知っているからだ。
教育の原点は暗記・記憶にある。
思考力や創造性の基本は記憶にある。理解を求めず、素読と丸暗記することが天才を育てる。
まず入力を多くせよ、量が質に転換する。
優れた歌を次々と作詞することでよく知られたサトウ・ハチローさんは、「先生の詩は実にうまい。どうしてそんなにいつも良い詩が作られるのか」と聞かれて、「それは私がたくさんの詩を知っているからです。暗誦できる詩なら5,000前後あるでしょう。構成を知っている詩だったら5万くらいはあるでしょう。それがみんな頭の中に入っているから、その一つ一つのパターンが詩を作るとき、支えになっていい詩が書けるのです。それがないと、いい詩は書けません」と言っておられます。
幼児期に、漢籍の素読をやった人は、大きくなって外国語、例えばドイツ語を習うときに、複雑な変化表を覚えるのに、少しも苦労しない頭ができています。
すぐに練習できるメソッドが多く書かれており、また成功事例がたくさん書かれているので、自分でもできる気がします。ぜひ繰り返し訓練して、マスターしたいと思います。
『投資コンフィデンシャル・レポート』(2017年5月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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元商社マン出身、現在金融情報マンの筆者が、独自の情報源を駆使した極秘情報を送ります。内容は、株式、投資信託、FX、商品、債券、政治経済、金融、国際情勢などになります。投資セミナーの情報もお伝えします。